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村上春樹的司法試験

1 :氏名黙秘:2001/05/09(水) 13:28
僕は真こつに電話をかけ、択一にどうしても合格したいんだ。
話すことがいっぱいある。話さなくちゃいけないことがいっぱいある。
世界中に択一以外に求めるものは何もない。択一に通って論文を受けたい。
何もかもを択一から最初からはじめたい、と言った。
マコツは長い間電話の向こうで黙っていた。
まるで世界中の細かい雨が世界中の芝生に振っているようなそんな沈黙が続いた。
僕はその間ガラス窓にずっと額を押し付けて目を閉じていた。
それからやがて魔こつが口を開いた。『君、今どこにいるんだ?』と彼は静かな声で言った。
僕は今どこにいるのだ?
僕は受話器を持ったまま顔を上げ、電話ボックスの周りをぐるりと見まわしてみた。
僕は今どこにいるのだ?でもそこがどこなのか僕にはわからなかった。見当もつかなかった。
いったいここはどこなんだ?僕の目に映るのはいずこへともなく歩きすぎていく無数の人々の姿だけだった。
僕はどこでもない場所のまん中から魔こつを呼びつづけていた。


2 :氏名黙秘:2001/05/09(水) 13:40
つまらん

3 :氏名黙秘:2001/05/09(水) 13:41
ウケタ


4 :氏名黙秘:2001/05/09(水) 13:44
僕は真こつに電話をかけ、択一にどうしても合格したいんだ。話すことがいっぱいある。話さなくちゃいけないことがいっぱいある。世界中に択一以外に求めるものは何もない。択一に通って論文を受けたい。何もかもを入門講座からはじめたい、と言った。
マコツは長い間電話の向こうで黙っていた。まるで日本中のベテの涙が世界中の芝生に振っているようなそんな沈黙が続いた。僕はその間ガラス窓にずっと額を押し付けて目を閉じていた。それからやがて魔こつが口を開いた。『公務員試験はどうだい?』と彼は静かな声で言った。
僕は公務員試験情報紙(こうなろ)を開いた。
僕は受話器を持ったまま顔を上げ、受験制限年齢をぐるりと見まわしてみた。僕は今何歳なのだ?でも何歳なのか僕にはわからなかった。見当もつかなかった。いったい僕は何歳なんだ?僕の目に映るのはいずこへともなく歩きすぎていく無数の択一合格者の姿だけだった。僕は公務員試験を受けることのできない年齢のまん中から魔こつを呼びつづけていた。


5 :氏名黙秘:2001/05/09(水) 13:47
それは我々が学ばねばならない真理の一部でしかなかった。
不合格が僕に教えたのはこういうことだった。

どのような真理をもってしても不合格の哀しみを癒すことはできないのだ。
どのような真理も、どのような誠実さも、どのような強さも、どのような優しさも、
その哀しみを癒すことはできないのだ。

我々はその哀しみを哀しみ抜いて、そこから何かを学びとることしか出来ないし、
そしてその学びとった何かも、次にやってくる予期せぬ哀しみに対しては何の役にも立たないのだ。

6 :氏名黙秘:2001/05/09(水) 13:48
しかし、僕が脆弱な仮説の上に築き上げた幻想の城は、
総択結果の返却によってあっという間に崩れ落ちてしまった。
そしてその後には無感覚なのっぺりとした平面が残っているだけ
だった。

7 :氏名黙秘:2001/05/09(水) 13:50
>4
やれやれ。悪くない。

8 :氏名黙秘:2001/05/09(水) 13:55
基本書は合格の対極としてではなくその一部として存在している
   辰巳バージョン

9 :氏名黙秘:2001/05/09(水) 14:02
双子の女と3Pしたい

10 :氏名黙秘:2001/05/09(水) 14:30
おもしろい。

11 :氏名黙秘:2001/05/09(水) 15:27
ノルウェイの森圭司

12 :氏名黙秘:2001/05/09(水) 15:37
「じゃあ私たちわかりあえるわね?」と女憲法学者は静かに言った。
彼女は 椅子にゆったりと座りなおし、脚を組みながらちらりと主査を見た。
「それはどうかな」と僕は言った。「なにしろ一五分だからね」
「一五分というのはあなたが考えているよりも長いかもしれないわよ」
「君は本当に僕のことを知っているの?」僕は訊いてみた。
「もちろんよ、何度も見たわ」
「いつ、どこで?」
「いつか、どこかでよ」と女は言った。「そんなことここでいちいちあなたに
説明していたらとても一五分じゃ足らないわ。大事なのは今よ。そうでしょ?」
「でも何か証拠を見せてくれないかな。君が僕のことを知ってるって証拠を」
「例えば?」
「僕の行っていた予備校は?」
「辰巳」と女は即座に答えた。「辰巳とASSE。それでいいかしら?」


13 :氏名黙秘:2001/05/09(水) 15:50
( ´D`)<まじでおもしろいのれす。
      もっとよみたいれす。 

14 :氏名黙秘:2001/05/09(水) 16:01
1の「まこつ」がいろいろ変わるのはなぜ?
「真コツ」「マコツ」「魔コツ」…

いったいどれが正しいんだ!
そろそろ統一しよう

15 :氏名黙秘:2001/05/09(水) 16:11
よく使われる順

1マコツ
2魔骨
3まこつ

16 :氏名黙秘:2001/05/09(水) 16:24
女憲法学者=みよちゃん

萎え・・・

17 :氏名黙秘:2001/05/09(水) 16:25
我々は1が何故このようなスレッドを立てたのかという
疑問を解決するため、1の故郷である群馬県に向かった。
「まだ日本にこんなところがあったのか…」
思わず口に出てしまった言葉を同行した上司に失礼だと咎められた。

まるで行政書士が住むような小さな家、ツギハギだらけの服を着る司法書士たち、
そして彼らは余所者でコナカのスーツでびしっときめた身なりのいい我々を監視する様に見詰めている。
「笹田井上」だの、「しし悦」だの、「マコツ」だの、「渡辺真●子」だので浮かれていた
我々は改めて司法書士の現状を噛み締めていた。

ボロ屑のような家に居たのは老いた母親一人
我々を見るなり全てを悟ったのか、涙ながらに
「息子が申し訳ありません」と我々に何度も土下座して詫びた。
「息子がいつも使っているもので恐縮ですが」と母親が差し出した南極2号で我々は昇天した。

我々はこの時初めて1を許そうと思った。
誰が悪い訳ではない、司法書士の貧しさが全て悪かったのだ。
我々は1の母親から貰ったビガ−パンツを手に、
打ちひしがれながら東京へと帰路についた。



18 :氏名黙秘:2001/05/09(水) 16:28
めちゃおもろい。ノウルエイのパクリっすね。
でも、択一近いっすよ。大丈夫??
読んでる俺は、今年受けないからいいけど・・

19 :氏名黙秘:2001/05/09(水) 16:57
「どうして択一がダメだったの?」と僕はベテ君に訊いてみた。
訊こうと思って訊いたわけではない。それはふと口をついて出て
したまったのだ。

「僕が択一に落ちたのか?」と彼はゆっくりと言葉を区切るように
して言った。
「冗談だよ」と僕も微笑んで言った。「ただ何となくそう言ってみた
だけだよ。ちょっと言ってみたかったんだよ」
ベテ君は視線をテーブルの上に落とし自分の手の指を見ていた。

「いや冗談なんかじゃないよ。それはとっても大事なことなんだ。き
ちんと考えなくちゃいけないことだ。僕は択一に落ちたのか?真剣に
考えなくちゃいけない」

僕は彼の顔を見た。くちもとは微笑んでいたが、目は真剣だった。彼
は冗談を言ってるわけではないのだ。
「なぜ君が択一に落ちる?」と僕は質問した。
「何故僕が択一に落ちるんだろう?何故だろう、僕にもそれがわからない。
何故、落ちたんだろう?」
「ねぇ、よくわからないな」と僕は笑って言った。「君は択一に落ちたのか、
それとも落ちていないのか?」
「だから、それについて考えているんだよ。僕は択一に落ちたのか、それとも
落ちていないのか?」
ベテ君はビールをビールを一口飲み、グラスをテーブルに置いて、頬杖をついた。

20 :氏名黙秘:2001/05/09(水) 16:58
「じゃあ私たちわかりあえるわね?」と恵美子は静かに言った。
彼女は 椅子にゆったりと座りなおし、脚を組みながらちらりとまこつを見た。
「それはどうかな」と僕は言った。「なにしろ一五分だからね」
「一五分というのはあなたが考えているよりも長いかもしれないわよ」
「君は本当に僕のことを知っているの?」僕は訊いてみた。
「もちろんよ、何度も書きコ見たわ」
「いつ、どこで?」
「いつか、高野でよ」と恵美子は言った。「そんなことここでいちいちあなたに
説明していたらとても一五分じゃ足らないわ。大事なのは今よ。そうでしょ?」
「でも何か証拠を見せてくれないかな。君が僕のことを知ってるって証拠を」
「例えば?」
「僕のHNとIPは?」
「司法よしこ、高野はたひら。TBTca-0315…」と恵美子は即座に答えた。
「司法よしこ、高野はたしょう。TBTca-0315p135.ppp.odn.ad.jp…それでいいかしら?」



21 :氏名黙秘:2001/05/09(水) 17:14
>>12
魔骨塾でなくASSEを使ったところに並ならぬセンスを感じる。

22 :氏名黙秘:2001/05/09(水) 17:33
「ベテの5年後のこともっと知りたい?」
「興味はあるね、いささか」
「ねえ、私は「ベテの5年後をもっと知りたいって質問したのよ。
そんな答えっていくら何でもひどいと思わない?」
「もっと知りたいよ、そのことを」と僕は言った。
「本当に?」
「本当に」
「もうすぐロースクールで受験資格も危なくなるとしても?」
「そんなにひどいの?」
「ある意味ではね」と彼女は言って顔をしかめた。

ピース。 恵美子が言った。

23 :氏名黙秘:2001/05/09(水) 18:12
ノルウェイの森は鬱になってはじめてその意味が解ったなぁ。


24 :氏名黙秘:2001/05/09(水) 22:37
かっこう。 晋介が言った。

25 :氏名黙秘:2001/05/09(水) 23:28
>>22もワラタ
ベテと春樹を同時に笑いものにする、テクニカルなレスが続いてほしい(w

26 :氏名黙秘:2001/05/09(水) 23:37
最高!もっと書いて〜♪
ノルウェイp50あたりもいけるのでは??
読んでる私は今年は記念受験!と割り切った。

27 :氏名黙秘:2001/05/10(木) 02:20
「金持ちなんて、みんな、糞くらえさ。」
ソリマチは言った。

28 :氏名黙秘:2001/05/10(木) 03:16
ねじクロのオカダトオルもかつては受験生でしたね。
もう一度家にこもって司法試験を始めるのはどう考えても億劫だったし・・・。


29 :氏名黙秘:2001/05/10(木) 09:50
何をしているのか? 男はフランス語で訪ねた。
「司法試験」僕は英語で答えた。
「司法試験?」
僕は簡単にルールを説明してやった。5月になったらバッターボックスに入る。
法務省が問題を投げる。僕らがそれをひっぱたく。口述まで走って一点入る。

男はしばらく聞いていたが、僕が択一にダブルプレーを三度くらった話を
聞き終わると、何故就職しないのかと僕に訊いた。
「もうベテだからさ。」
「じゃあフランスでは何の職業が人気がある?」
「キャリアスタッフ」
ありゃ、派遣企業だ。
「公務員。」
「糞(メルドー)だ。」
男はそういうとテーブルに戻った。



30 :氏名黙秘:2001/05/10(木) 10:04
ねえ、いいかい、空上げというのは、してはいけないんだ。
適当な字を入れて送信ボタンを押したら、それはそこで終わってしまうんだ。
身につかない。君はスレが下がるのが悲しいから中身のない書き込みをする。
本当に悲しいのだろうと思う。でももし僕がスレッドだったら、
僕は君にそんな風に簡単にアゲてほしくない。
ageとかの文字だけでアゲてほしくないと思う。
すくなくとも「やれやれ」とか、「エウリピデス」くらいは書いてほしい。
これは礼儀の問題であり、節度の問題なんだ。



31 :氏名黙秘:2001/05/10(木) 10:05
ねえねえ>>1さん
の14nあたりを、真●子とさやかでアレンジして下さい。

32 :氏名黙秘:2001/05/10(木) 15:30
↑エグっ。おえ(吐)

33 :氏名黙秘:2001/05/10(木) 15:50
このスレ、応援します。


34 :氏名黙秘:2001/05/10(木) 16:31
激しくワラターヨ

35 :氏名黙秘:2001/05/10(木) 17:17
僕は自分が択一試験中に勃起していることに気付いた。
それは僕が今まで経験したことがないぐらい強く激しいものだった。




36 :氏名黙秘:2001/05/10(木) 17:37
「完璧な択一試験などといったものは存在しない。完璧な受験生が
存在しないようにね。」
僕が卒5のころ偶然にも知り合った一回合格者は僕に向ってそう言った。
僕がその本当の意味を理解できたのはタクシィ・ドライヴァになってから
のことだったが、 少くともそれをある種の慰めとしてとることも可能であった。
完璧な試験対策なんて存在しない、と。


37 :氏名黙秘:2001/05/10(木) 20:51
「僕はね、た、た、択一の勉強をしているんだよ」
と6月1日に会ったとき、彼は僕にそう言った。
「択一が好きなの?」
と僕は訊いてみた。
「うん、合格したら法務省に入ってさ、た、た、択一の問題作るんだ」
なるほど世の中にはいろんな希望があり人生の目的があるんだなと
僕はあらためて感心した。

38 :氏名黙秘:2001/05/10(木) 22:00
突撃隊だね?

39 :氏名黙秘:2001/05/10(木) 22:16
ピース

40 :氏名黙秘:2001/05/11(金) 01:15
全部読んじゃった。
ワハハハ…おもしろすぎ。
村上春樹も全部読んでるよ。

41 :氏名黙秘:2001/05/11(金) 02:19
すいません,
村上春樹作品,最初に読むとしたら何がいいですか?


42 :氏名黙秘:2001/05/11(金) 03:18
>37 最高(爆)。
>41 ノルウェイの森か、世界の終わりとハードボイルドワンダーランドがいいと思います(私見)。


43 :氏名黙秘:2001/05/11(金) 06:46
おはようさん。
司試受験生もあなどれないな。
おもしろい。
「択一ダブルプレー」は特に笑った。
春樹はみんな読んでるんだね。

44 :ML:2001/05/11(金) 07:12
「本当にあの合格者は幸せになれるかしら?」しばらく後で二人きりに
なったとき,彼女が僕に訊ねた。
「少し時間はかかるかも知れないけど,きっと大丈夫だよ。なにしろ42年
分の空白が埋められたんだからね。梅介の役目は終わったんだ。
そのあとの梅介の足どりは我々が探さなくちゃいけないんだよ。」
「あの合格者はとても好きよ。」
「僕も好きだよ。」

45 :氏名黙秘:2001/05/11(金) 10:00
「私ね、口述の時主査の前で裸になっちゃったの。全部脱いでじっくり
見せてあげたかったの。ヨガみたいにやって。はい、主査、これオッパイよ、
これオマンコよって」

46 :氏名黙秘:2001/05/11(金) 10:56
「そう。夏に魔骨の講義を受けたのよ。ところがぞっとするようなひどい代物でね、これが。一度は真剣に死のうと思ったくらいよ。本当にひどかったのよ。カリスマが水死体になったように見えるの。でも死ぬくらいならと思ってやけっぱちでP&Cにしちゃったの」と彼女は言って、長さ3頁か3頁半の答案を手のひらでさらさらと撫でた。そして僕に向かってにっこり微笑んだ。
「でも全然悪くないよ、それ」と僕は柴田のノートの続きを読みながら言った。「ちょっと答案構成も見せてくれないかな」

47 :氏名黙秘:2001/05/11(金) 11:03
 僕は三十七歳で、そのとき中大理工のシートに座っていた。五月の冷ややかな雨が大地を暗く染め、法被を着た野球の観客たちや、閑散とした遊園地の上に立った旗や、BMWの広告板やそんな何もかもをフランドル派の陰うつな絵の背景のように見せていた。やれやれ、また親族法か、と僕は思った。

48 :氏名黙秘:2001/05/11(金) 11:08
「あとはお藤さんね」と少しあとで真知子は言った。
「そう」
「お藤さんは去年の六月にASSEに行ったまま戻ってこないの」
「ASSE?」と僕はびっくりして言った。「なんでまたASSEなんかに?」


49 :氏名黙秘:2001/05/11(金) 11:13
「あなた『佐藤幸治憲法』って読んだことある?」と緑が訊いた。
「あるよ。もちろん全部は読んでないけど。他の大抵の人と同じように」
「理解できた?」
「理解できるところもあったし、できないところもあった。『佐藤幸治憲法』を正確に読むにはそうするための思考システムの習得が必要なんだよ。もちろん総体としての英米法理論はだいたい理解できていると思うけど」
「その手の本をあまり読んだことのない大学の新入生が『佐藤幸治憲法』読んですっと理解できると思う?」
「まず無理じゃないかな、そりゃ」と僕が言った。

50 :氏名黙秘:2001/05/11(金) 11:31
「君のこと大好きだよ」と僕は言った。「心から好きだよ。もう二度と放したくないと思う。でもどうしようもないんだよ。今は身うごきとれないんだ」
「択一のことで?」
僕は肯いた。
「ねえ、教えて。択一受かったことあるの?」
「三年前に一度だけね」
「それから受けなかったの?」
「二回受けたよ。でも受かってない」と僕は言った。
「それはどうしてなの?あなたは弁護士に向いていないんじゃないの?」
「僕にはなんとも言えない」と僕は言った。「とても事情が込み入っているんだ。いろんな判定が絡みあっていて、それがずっと長いあいだつづいているものだから、本当はどうなのかというのがだんだんわからなくなってきているんだ。僕にわかっているのは、司法試験受験がある種の人間としての責任であるということなんだ。そして僕はそれを放り出すわけにはいかないんだ。少くとも今はそう感じているんだよ。たとえロースクールが始まるとしても」

51 :氏名黙秘:2001/05/11(金) 12:05
「ピース」とマコツは言った。
法穂は小さくうなずいて、こちらを見つめた。それは彼らにとっていちばん大事なことだった。

52 :氏名黙秘:2001/05/11(金) 12:40
「レッサ−パンダ」とマコツはいった。
検事は小さくうなづいて、こちらを見つめた。それは彼らにとって一番大事なことだった。

53 :氏名黙秘:2001/05/11(金) 13:45
おもろ

54 :名無しさん:2001/05/11(金) 14:11
ワハハハ…もっとやれー!
こんなおもしろいもん書きやがって…つい何度も見ちゃうよ。
択一、落ちたら君のせいだぞ。

55 :氏名黙秘:2001/05/11(金) 14:12
ワハハハ…もっとやれー!
こんなおもしろいもん書きやがって…つい何度も見ちゃうよ。
択一、落ちたら君のせいだぞ。

56 :氏名黙秘:2001/05/11(金) 14:12
ワハハハ…もっとやれー!
こんなおもしろいもん書きやがって…つい何度も見ちゃうよ。
択一、落ちたら君のせいだぞ。

57 :氏名黙秘:2001/05/11(金) 14:15
こんな楽しみ方があるとは。
春樹本また買ってこようかな。
むかーし全部古本屋に売っちゃったんだけど、もったいなかったかな。


58 :氏名黙秘:2001/05/11(金) 15:19
>45>50 面白すぎ(笑死)
ところで、よかったら「納屋を焼く」をモチーフに
放火罪の問題を扱っていただけませんか?
勉強になりそう・・?

59 :氏名黙秘:2001/05/11(金) 15:23
「ね、ここにいる人たちがみんなマスターベーションしてるわけ?シコシコって?」と緑はLECの建物を見上げながら言った。
「たぶんね」
「男の子って女の子のことを考えながらあれやるわけ?」
「まあそうだろうね」と僕は言った。「新訴訟物理論とかLRAの基準とか渥美東洋のことを考えながらマスターベーションする男はまあいないだろうね。まあだいたいは女の子のことを考えてやるんじゃないかな」
「渥美東洋?」
「たとえば、だよ」

60 :氏名黙秘:2001/05/11(金) 15:35
>59
これが読みたかったの〜!
渥美東洋・・!!
感涙(T_T)


61 :氏名黙秘:2001/05/11(金) 16:47
「雨の日にはベテはいったい何をしているのかしら?」と緑が質問した。
「知らない」と僕は言った。「基本書の精読とか論点ブロックの整理なんかやってるんじゃないかな。ベテってよく勉強するからさ」
「そんなに勉強するのにどうしてベテは合格しないで昔からベテのままなの?」
「知らないな。でも頭の構造が法律に向いてないんじゃないかな。つまり現役合格者なんかに比べてさ」
「あなた意外にいろんなこと知らないのね」と緑は言った。「ワタナベ君って、世の中のことはたいてい知ってるのかと思ってたわ」
「世界は広い」と僕は言った。

62 :氏名黙秘:2001/05/11(金) 17:48
俺的には
>>51にワラた。

63 :ねずみ:2001/05/11(金) 18:10
直子


64 :氏名黙秘:2001/05/11(金) 18:51
「国境の南、多摩の西」と彼女は言った。
「なんだい、その多摩の西っていうのは?」
「そういう場所があるのよ」と彼女は言った。
「ヒステリア・ヒガシナカノという病気のことは聞いたことがある?」
「知らないな」
「昔どこかでその話を読んだことがあるの。卒一の頃だったかしら。
 何の本だったかどうしても思い出せないんだけれど…、
 とにかくそれはヒガシナカノに住む中大の司法試験受験生がかかる病気なの。
 ねえ、想像してみて。
 あなたは司法試験受験生で、ヒガシナカノの荒野にたった一人で住んでいるの。
 そして毎日毎日基本書を読んでいるの。
 見渡すかぎり回りには何もないの。
 北には北のLECが
 東には東のセミナーが
 南には南の伊藤塾が
 西には西の辰巳があるの。
 ただそれだけ。
 あなたは毎年5月の第二日曜になると町に出て試験を受け、
 それが不合格に達すると、勉強の手を休めて多摩クリスタルに逝き、
 中大の没落を象徴するかのように夕日が沈むと家に帰って眠るの」
「それは渋谷界隈でマコツのLiveを受けるのとはすいぶん違った種類の
 人生のように聞こえるね」
「まあね」
 と言って彼女は微笑んだ。そしてほんのちょっと首を傾げた。
「すいぶん違うでしょうね。それが何年も何年も、毎日続くの」

65 :氏名黙秘:2001/05/11(金) 19:42
択一直前に、こんなオモシロイことするな。

66 :氏名黙秘:2001/05/11(金) 20:13
ほんとだよ、まったく。
択一終わるまでこのスレとっといてよ!

67 :氏名黙秘:2001/05/11(金) 20:30
議員板にもあったぞ。

http://piza.2ch.net/test/read.cgi?bbs=giin&key=989574036

68 :氏名黙秘:2001/05/11(金) 21:40
2ちゃんねるは糞スレッドがほとんどだが、
その中に超掘り出し物的な優良スレッドが紛れているから
おもしろい。
このスレもセンス抜群

69 :氏名黙秘:2001/05/11(金) 21:45
2ちゃんねるは糞レスがほとんどだが、
その中に超掘り出し物的な超糞レスが紛れているから
おもしろい。
68もセンス抜群

70 :氏名黙秘:2001/05/11(金) 23:28
議員版の方も面白かった!
清美のピースは怖すぎ(笑)
突撃隊ネタはどこまでも活用できそうだねo(^_^)o

71 :氏名黙秘:2001/05/11(金) 23:58
>64続き
「そしてある日、あなたの中で何かが死んでしまうの」
「死ぬって、どんなものが?」
彼女は首を振った。
「わからないわ。何かよ。東大から早稲田から慶応から、
中大を通り過ぎて、合格して行く若手達を毎年毎年繰り返して見ている
うちに、あなたの中で何かがぷつんと切れて死んでしまうの。
そしてあなたは地面にデバイスを放り出し、そのままなにも考えずに
ずっと渋谷に向けて歩いていくの。渋谷のマコツに向けて。
そして憑かれたように何日も何日も呑まず喰わずで歩きつづけて、
そのまま地面に倒れて死んでしまうの。
それがヒステリア・ヒガシナカノ」
僕は大地につっぷして死んで行く中大ベテの姿を思い浮かべた。
「渋谷のマコツにはいったい何があるの?」と僕は訊いた。
彼女はまた首を振った。
「私にはわからない。そこには何もないのかもしれない。あるいは
合格できる何かがあるのかもしれない。でもとにかく、それは
中大駅前校とは少し違ったところなのよ。」
ナット・キング・コールが『プリテンド』を歌うと、
ベテも小さな声で現役のころよくやったようにそれに合わせて歌った。

プリテンニュアハピーウェニャブルウ
イティイズンベリーハートゥドゥー



72 :氏名黙秘:2001/05/12(土) 00:09
 日曜日の高田馬場はセミナーだかレックだかに行くベテや若年でいっぱいだった。マコツは左手でショルダー・バッグのストラップを握り、右手で僕の手を取って、そんな受験生たちの人混みの中をするすると抜けていった。
「ねえタカノ君、国民主権と人民主権の違いをきちんと説明できる?」と突然僕に質問した。
「できると思うよ」と僕は言った。
「ちょっと訊きたいんだけれど、そういうのが日常生活の中で何かの役に立ってる?」
「日常生活の中で何かの役に立つということはあまりないね」と僕は言った。「でも具体的に何かの役に立つというよりは、そういうのは物事をより系統的に捉えるための訓練になるんだと僕は思ってるけれど」
 マコツはしばらくそれについて真剣な顔つきで考えこんでいた。「あなたって偉いのね」と彼は言った。

73 :氏名黙秘:2001/05/12(土) 00:23
エウリピデス

74 :氏名黙秘:2001/05/12(土) 02:47
おひおひ、試験は大丈夫かい?

75 :氏名黙秘:2001/05/12(土) 11:12
僕は自分が本試験中に勃起していることに気付いた。
それは僕が今まで経験したことがないぐらい強く激しいものだった。

76 :氏名黙秘:2001/05/12(土) 14:26
翌週の日曜日の短答本試験会場にはマコツは見あたらなかった。
僕は会場の中をざっとみわたして彼がいないことをたしかめてから
教室に向い、試験監督がくるまで「マコツからの手紙」を読むことにした。
彼はひとりぼっちの世界旅行のことを書いていた。歩いた道筋のことや通り過ぎた町々や
出会った薬害エイズの患者について書いていた。そして、いつも僕たちのことを
考えている、と。マコツと別れて5年、彼と会えなくなって僕は
どれくらい彼のことを求めていたかということがわかるようになった。
君のいなくなったLUCKは退屈きわまりないが、自己訓練のつもりで行き、
自習している。君がいなくなってから、何をしてもつまらなく感じるように
なってしまった。一度君に会ってゆっくりと話がしたい。
もしできることならその君の作った塾をたずねて、何時間かでも面会したい。
せめて塾便りを送って欲しい。だが塾生でない僕にそれは可能だろうか?
そしてもしできることならまた前のように「こんにちは。LUCK専任講師まこつです。」
といってほしい。
やがて憂鬱そうな顔をした小柄な試験監督が入ってきてハンカチで額の汗を拭いた。


77 :氏名黙秘:2001/05/12(土) 18:18
アゲー

78 :氏名黙秘:2001/05/12(土) 18:28
age

79 :氏名黙秘:2001/05/12(土) 18:53
魔骨のペニスの大きさを調べるのは簡単だった。
一緒に風呂に入ればいいのだ。
たしかにそれはなかなか立派なものだった。
百人もの受講生と寝たというのは噂は誇張だった。
75人くらいじゃないかな、と彼はちょっと考えてから言った。



80 :氏名黙秘:2001/05/12(土) 19:35
age

81 :氏名黙秘:2001/05/12(土) 19:54
age

82 :氏名黙秘:2001/05/12(土) 22:40
「このスレのこと、忘れないでいてくれる?」
「いつまでも忘れないさ」と僕は言った。
「このスレのことを忘れられるわけがないよ」

83 :氏名黙秘:2001/05/12(土) 22:52
新作期待あげ

84 :氏名黙秘:2001/05/12(土) 23:07
試験前夜あげ

85 :氏名黙秘:2001/05/12(土) 23:33
「短答試験と論文試験の間に」
と、合格発表後ベテは語った。
「北回帰線のようなものがあって、
 それが、
 僕の足を止めたんです」

86 :氏名黙秘 :2001/05/13(日) 03:20
「もう明日試験なんだから寝たら」
と直子は言った。

僕は降りることの出来ない
回転木馬に乗ってしまったことに気が付いた。

87 :氏名黙秘:2001/05/13(日) 03:25
それは立派なスレだったと思う。
よく調べてあったし、正義感に溢れていた。でもトレンディーではなかった。
僕は1のタイトルのコピーをポケットに突っ込み、コーヒーをもう一杯飲んだ。
僕は1のことを考えた。生まれながらに失敗の影に覆われたあの不幸な
1のことを。1にこの時代を乗り切れるわけがなかったのだ。
「トレンディーじゃないんだ」と僕は声に出して言ってみた。
無意味で馬鹿馬鹿しい。どうかしてる。
もう2度と1にスレッドなんて建てる資格なんて無いんだ。

88 :氏名黙秘:2001/05/13(日) 04:16
>>85
それ(・∀・)イイ!!


89 :氏名黙秘:2001/05/13(日) 06:52
「でも解くしかないんだよ」と彼は言った。
「それもとびきり上手く解くんだ。みんなが感心するくらいに。
解くんだ。解きつづけるんだ。何故解くかなんて考えちゃいけない。
意味なんてことは考えちゃいけない。意味なんてもともとないんだ。
そんなこと考え出したら足が停まる。一度足が停まったら、もう
おいらには何ともしてあげられなくなってしまう。
だから、解くんだよ。3時間30分、時間の続く限り。」

1です。みなさんうまいですね。
今日は頑張りましょう。きつくなったらこのスレッド思い出します。
では。 チャオ。

>85
ごめんね。

90 :氏名黙秘:2001/05/13(日) 07:20
>>89
元気でました。
やれるだけがんばります。

91 :氏名黙秘:2001/05/13(日) 07:42
>>89
いいスレを立ててくれてありがとう。

92 :賃保物差(刑115):2001/05/13(日) 08:49
これから試験場へ出かけます。
合格できたら、このスレのおかげ(?)とは思わないけど、緊張する試験直前を大笑いで過ごすことができました。アリガトウ。

93 :氏名黙秘:2001/05/13(日) 09:13
慶應三田校前の港区芝5-14-13とりあえず吉野家へGO

94 :名無しさん:2001/05/13(日) 10:35
  

95 :氏名黙秘:2001/05/13(日) 11:35

俺、司法試験とは関係なくて今日もこれから学会
に行くんだけど、このレスは良かったね。今頃み
んな試験場だろうけど、頑張っていい結果出るの
を祈ってるよ。

ひさびさに心が和んだ。あんがと>1

96 :氏名黙秘:2001/05/13(日) 11:35
↑レスじゃなくて、スレだ(笑)

97 :氏名黙秘:2001/05/13(日) 18:57
択一終了直後の鬱多発で名作期待あげ

98 :氏名黙秘:2001/05/13(日) 19:36
「白かったんだ」
ぽつり、と呟いた僕の言葉に応えようと君の唇が動くのを僕は見つめていた。
「一体何が白かったっていうの?」
「・・・・・」
「また、だめだったの?」
「それじゃ、実も蓋もないよ」
直接的な性格がいつもは新鮮で、それが彼女の魅力だったが、今日の僕にはちょっと辛かった。
___あと5分です___
試験官の声が教室に響いたとき、僕の鉛筆はまだ刑法の55問目の上にとどまっていた。
答案用紙の空白と、彼女とのこれからの時間が見えなくて、僕の頭は真っ白になった。
「・・・・父が、お見合いをしろって言うの・・・」
とどめの一撃だった。

99 :氏名黙秘:2001/05/14(月) 00:02
講義が半分ほど進み、教師が白板に権力分立の構造の絵を描いているところに、またドアが開いて二十代の学生風の女が入ってきた。まるで高岡早紀のような女だった。色白で背が高く、しかし丸顔でほっぺたがぷっくりとふくれていた。手には使い慣れた感じのショルダーバッグを持っていた。女が教師のところに行って、私の人生を返してくれ。妻と別れて私と結婚してくれ。あなたのことが忘れられないのだと言った。それは要求ではなく、単なる通告だった。こんな問題が身近なところにあるとは私には思いもよらなかったが、ちょっとテープを止めて、と教師は言った。そして女の肩をぎゅっとつかんで、ひきずるように教室を出ていった。

100 :(上)文庫p・113:2001/05/14(月) 00:22
「本当は私あの予備校に行きたくなかったの」と緑は言って小さく首を振った。「私はごく普通の司法試験予備校に入りたかったの。ごく普通の受験生が行くごく普通の予備校に。そして楽しくのんびりと受験生活を送りたかったの。でも親の見栄であそこに入れられちゃったのよ。ほら大学受験で分不相応な大学に受かっちゃうとそういうことあるでしょ? 親戚がこの子はゆくゆくは現役合格で弁護士さんだね、ってね。で、入れられちゃったわけ。六年通ったけどどうしても択一どまりだったわ。一日も早くここを出ていきたい、一日も早くここを出ていきたいって、そればかり考えて講義を聞いてたの。ねえ、私ってクラマネまでやったのよ。そんなに塾が嫌いだったのに。どうしてだかわかる?」
「わからない」と僕は言った。
「魔骨が死ぬほど嫌いだったからよ。だから毎日自習室にも行ったの。負けるものかって思ったの。一度養老院に行ったら負けだって思ったの。一度負けたらそのままずるずる辰巳養老院でベテになるんじゃないかって怖かったのよ。三十九度の熱があるときだって這って渋谷に行ったわよ。魔骨がおい小林具合悪いんじゃないかって言っても、いいえ大丈夫ですって嘘ついてがんばったのよ。それでクラマネとして択一民法の鬼とまで呼ばれて表彰されたわ。だからこそ私、開業してからは刑事一本でやってるのよ。だってあの塾に恩なんか着せられちゃたまらないもの。そんなの冗談じゃないわよ」

101 :(上)文庫p・113:2001/05/14(月) 00:37
「塾のどこが嫌いだったの?」
「あなた予備校好きだった?」
「好きでもとくに嫌いでもないよ。僕はごく普通の予備校に通ったけど、岩崎先生の噂以外は、ときに気にはしなかったな」
「あの塾ね」と緑は小指で目のわきを掻きながら言った。「エリートぶってる若手のあつまる予備校なのよ。育ちも良きゃ成績も良いって大学生が五千人近く集められてるの。ま、金持ちのご子息ばかりね。でなきゃ初年度一括で払えないもの。授業料高いし、塾だよりは政治色がかってるし、魔骨は従業員に憲法を直接適用するし、とにかく普通じゃないのよ。ねえ、知ってる? 私のクラス五十人の中で日大って私だけだったのよ。私一度塾生名簿を全部調べてみたの。みんないったいどんな大学に行ってるんだろうって。すごかったわねえ、東大文T、早稲田法、一橋法、慶応法、もうずうっとそんなのばかりよ。一人だけ中大法っていう子がいてね、私その子とちょっと仲良くなってみたの。良い子だったわよ。家に遊びにいらっしゃいよ、遠くて悪いけどっていうからいいわよって行ってみたの。仰天しちゃったわね。なにしろ聖蹟桜ヶ丘から十五分かかるの。(後略)

102 :名無しくん:2001/05/14(月) 01:52
>>101
きみ面白すぎ。

ちなみにおいらは分割で滞納したぞ。緑と仲良く慣れるな。

ロバのうんこ

103 :氏名黙秘:2001/05/14(月) 02:04
いいな、村上春樹は。癒される。


104 :氏名黙秘:2001/05/14(月) 02:22
「私ね、択一の時も試験官の前で裸になっちゃったの。全部脱いでじっくり
見せてあげたかったの。ヨガみたいにやって。はい、小役人、これオッパイよ、
これオマンコよって」


105 :氏名黙秘:2001/05/14(月) 02:28
明日、論文の森といっしょに春樹の別の文庫本を買ってくるよ。

106 :氏名黙秘:2001/05/14(月) 02:33
>>100-101
それ(・∀・)イイ!!

&キリ番オメデトウ!


107 :氏名黙秘:2001/05/14(月) 03:23
面白いのであげ

108 :氏名黙秘:2001/05/14(月) 07:54
「特攻隊」のオナニーシーンを司法バージョンできぼーん!

109 :氏名黙秘:2001/05/14(月) 08:11
>>108
「突撃隊」だって!

110 :氏名黙秘:2001/05/14(月) 13:12
新作期待あげ

111 :氏名黙秘:2001/05/14(月) 13:17
>>100-101
オモロイ
てか、101の4っつ目の「」で括られた会話はうますぎ。
よくもそういうのでて来るね。


112 :氏名黙秘:2001/05/14(月) 14:02
「あなたは何回くらい試験に落ちたの?」
「8回」と僕は言った。「このあいだ数えてみたんだ。思い出せる
だけで8回。思い出せないのが3回くらいあるかもしれない。
日記をつけているわけなじゃないからね」
「どうしてそんなに何回も落ちるの?」
「わからない」と僕は正直に言った。「どこかでやめなくちゃ
いけないんだろうけど、自分でもきっかけがつかめないんだ」
我々はそれからしばらく黙って、それぞれの考えるべきことを
考えていた。遠くで「やればできる。必ずできる」という声が
聞こえたが、それがマコツのものであるわけはなかった。もう
午前1時なのだ。
「ねえ、彼のことどう思う?」と妹は訊ねた。
「マコツのこと?」
「そう」
「まあ悪い男じゃない。僕の好みじゃないし、人の彼女を
簡単に寝取るけど」少し考えてから僕は正直に言った。
「でも講師に一人くらいはああいうのがいても悪くないだろう」

113 :氏名黙秘:2001/05/14(月) 17:39
それは、素敵な双眼鏡だった。全体はダークグリーンでどこにも突起物
がない。緑は大学のベランダからその双眼鏡を使ってこっちを見て、
空いている右腕を勢いよく振っている。
僕は6号館の52号教室から試験官に気付かれないように手を振った。
「君、何してるんだ」。急に後ろから肩をつかまれた。
「君の番号は控えさせてもらうよ」
僕はもう一度、刑法の52番に取り掛かった。
いけない、もう7分たっている。ところが緑は、双眼鏡を置くと、
ベランダの手すりの上に乗って服を脱ぎ始めた。
まず、ペパーミントグリーンのTシャツを脱ぎ、次に白いジーンズ
を脱いだ。僕が唾を飲み込む音を聞いて、隣の白髪混じりの受験生が
口をぽかんと開けて、ブラジャーに手をかけた緑に見とれていた。
その様子を見ていた隣の受験生も緑を見つけ、ついに試験官まで
緑を見つけた。
もう4時45分だ。刑法がまだ8問も残っているのに。
なぜ、緑は僕を落とそうとするんだ。

114 :氏名黙秘:2001/05/14(月) 17:47
おもしれーよ 

115 :氏名黙秘:2001/05/14(月) 17:53
「どうして夕方になると家に帰り、朝になるとまた自習室に集まるんですか?」監督者が教壇に戻ったところで僕はそう訊ねてみた。
 監督者はしばらく何の感情もこもっていない目で僕を見つめていた。
「そう決まっているからさ」と彼は言った。「そう決まっているからそうするんだ。所有権が消滅時効にかからないのと同じことさ」


116 :氏名黙秘:2001/05/14(月) 17:58
「2か月に一つくらいは納屋を焼きます」と彼は言った。そしてまた
指を鳴らした。「それくらいのペースが一番良いような気がするんです。
もちろん僕にとっては、といういことですが」
僕は曖昧に肯いた。ペース?
「ところで君は自分の納屋を焼くわけ?」と僕は訊ねてみた。
彼は理解しかねるといった目つきで僕の顔を見た。「どうして僕が自分の納屋を
焼かなくちゃいけないんですか?どうして僕がそんなにいくつもの
納屋を持っているなんて思うんですか?」
「ということは」と僕は言った。「他人の納屋を焼くわけだよね?」
「そうです」と彼は言った。「もちろんそうです。だから要するに、
他人物の非現住建造物放火罪です。貴方と僕が今こうして大麻煙草を
吸っているのと同じように、はっきりとした犯罪行為です」
僕は椅子の手すりに肘をついたまま黙っていた。
「他人の納屋に無断で火をつけるわけです。もちろん公共の危険の認識が
あるからって延焼物に対する故意を認められて、現住建造物放火罪になったら
たまらないから、大きな火事にならないようなものを選びます。だって僕は
火事を起こしたいわけじゃなく、納屋を焼きたいだけですからね」

・・・法律用語と春樹節はあわんな(w

117 :浦和地裁:2001/05/14(月) 18:21
私は二杯めのオン・ザ・ロックを飲み干してから、喫煙室に行って電話帳を調べ、
辰巳東京本校に電話をかけて、「受付係の方を」と言った。十秒後に例のロリ受付嬢が
出てきた。
「『チュートリアル民事訴訟法』を」と私は言った。
「七十円の自販機コーヒーどうもありがとう」と彼女が言った。
「どういたしまして」と私が言った。「ところでもうひとつ頼みがあるんだけどいいかな?」
「たのみ?」と彼女は言った。「頼みの種類によるわね」
「沢井先生について調べてほしいんだけど」
「さわいせんせい?」と彼女は繰り返した。
「頼めないかな?」と私は言った。
 しばらく沈黙がつづいた。たぶん下唇をかんでいるんだろうと私は想像した。
「沢井先生について、私が何を調べればいいの?」
「ぜんぶ」と私は言った。
「ねえ、もう今は五時十五分で、ローラー答練開始間際のすごおく忙しいときなのよ。
そんなことできないわ。どうして明日の開館いちばんに来ないの? そうすれば沢井先生
だろうがカトシンだろうが、なんだって好きに調べられるじゃない」
「とても急いでるし、とても大事なことなんだ」
「ふうん」と彼女は言った。「どの程度大事なことなの?」
「表見支配人にかかわることなんだ」と私は言った。

118 :氏名黙秘:2001/05/14(月) 18:28
>七十円の自販機コーヒー
>今は五時十五分で、ローラー答練開始間際
説明的過ぎるきらいがある。
もっと練られい。


119 :氏名黙秘:2001/05/14(月) 18:32
>>118
117じゃないけど、5時15分のくだりは春樹っぽくて悪くないと思うよ

120 :氏名黙秘:2001/05/14(月) 18:52
「レスも村上風でお願いします」と僕は言った。

121 :氏名黙秘:2001/05/14(月) 18:55
やれやれ。

122 :氏名黙秘:2001/05/14(月) 19:27
「最終合格までは時間がかかりそうだね」と小男は言った。
「まあね」と私は言った。「金もかかる」
「金なんてこの際たいした問題じゃない。これは戦争なんだ。金の計算してちゃ戦争には勝てない」
「僕の戦争じゃない」
「誰の戦争かなんて問題じゃないし、誰の金かも問題じゃない。司法試験とはそういうものだ。まあロースクールはあきらめることだな」

123 :氏名黙秘:2001/05/14(月) 19:40
「万年筆で」と彼女は答えた。「万年筆で論文を書くのって、セクシーだと思わない?」
「そうだな」と私はあわてて言った。「そう言われれば、そうかもしれないな」
「論文ってあなたはいつも前からやるの? 両方見てから?」
「まあね、だいたいは」
「うしろからやるときもあるんでしょ?」
「うん。そうだね」
「それ以外にもいろいろやり方があるんでしょ? 答案構成を書かないとか、二問とも構成してから書き始めるとか、隣の席の答案をP&Cしてから書き始めるとか……」
「いろんな人がいるし、いろんな場合があるからね」
「論文のことって、私よくわからないの」と彼女は言った。「見たことないし、やったこともないし。C答練じゃ本物の論文のことなんてだれも教えてくれないもの」
「そういうのは教わるもんじゃなくて、自分で見つけるものなんだよ」と私は言った。「君も辰巳東京の四〇一教室に指定席を作ればいろいろと自然にわかるようになるさ」
「基本書ってあまり好きじゃないのよ」と彼女は言った。

124 :氏名黙秘:2001/05/14(月) 20:10
そこはLEC池袋校の非常階段だった。彼女は手すりにもたれながら楽しそうにくすくす笑った。「あなたって素敵ね。あなたのことすごく好きよ」
「年が違いすぎる」と私は言った。「それにベテ公だ」
「口述が終わったら、あなたにシンプル答案というものを教えてあげるわ」
「ありがとう」と私は言った。

125 :氏名黙秘:2001/05/14(月) 20:26
「スーパー論文講座に行くんだ」
「スーパー論文講座?」と僕は思わず訊きかえした。
「スーパー論文講座にいったい何があるんだ?」
「スーパー論文講座には森圭司がいるのさ。俺たちはあそこに飛び込んで合格するんだよ。こんな状況だからまあ論文で一度位はつまづくかもしれないけれど、我々の置かれた立場を考えれば贅沢は言えないからな」
「森圭司の講義は内容が盛り沢山すぎるから、そんなことをしたら消化不良になってあっという間にベテになっちまうぜ」
影は身を震わせながら何度か咳をした。
「いや違うね。合格するにはどう考えてもあそこしかないんだ。俺は何もかもすみから隅まで考えたんだ。出口はスーパー論文講座だ。それ以外にはありえない。君が不安に思うのは無理もないが、とにかく今のところは俺を信用してまかせてくれ。俺だって三度しかない丙案のチャンスを賭けているんだもの、いわれのない無理はしない。くわしいことはWセミナーへの道中で説明するよ。あと一時間か一時間半で魔こつが帰ってくるだろうし、奴は帰ってきたらすぐに俺が逃げ出したことを発見してあとを追いかけてくるだろう。ここでぐずぐずしているわけにはいかないんだ」


126 :氏名黙秘:2001/05/14(月) 20:58
「僕が許しても許さなくても、そんなことは魔こつにとってはきっと関係ないと思うよ」と私は答えた。「でも、どうして魔こつは途中でプロジェクトを放り出したりしたんだろう?それほど責任を感じているんなら『LEC』の中でこれ以上不合格者を出さないようにもっと研究を進めるべきじゃないのかな?いくら大組織の中で働くのが嫌だといっても彼の講義の延長線上で人がばたばたと落ちているんだからね」
「魔こつは『LEC』そのものを信用できなくなったのよ」と娘は言った。「反町の『LEC』と成川の『セミナー』は同じ人間の右手と左手だと魔こつは言っていたわ」
「どういうこと?」
「つまり『LEC』も『セミナー』もやっていることは技術的にはほとんど同じなのよ」

127 :氏名黙秘:2001/05/14(月) 22:32
エウリピデス

128 :氏名黙秘:2001/05/14(月) 22:38
58です。>116ありがとう!嬉しいっす(^^)

129 :氏名黙秘:2001/05/14(月) 23:55
「あの日私たちセミナーの速報会を手伝うことになって、女の子たちはみんな一人二百個ずつの夜食用のおにぎり作って持ってくることって言われたの。冗談じゃないわよ、そんなの完全な性差別じゃない。でもまあいつも波風立てるのもどうかと思うから私何も言わずにちゃんとおにぎり二百個作っていったわよ。のりたま混ぜて海苔まいて。そうしたらあとでなんて言われたと思う? 渡辺のおにぎりは中にふりかけしか入ってなかった、おかずもついてなかったって言うのよ。他の女の子のは中にライフリーの白干し梅が入っていたし、元気モッチーなんかがついてたりしたんですって。もうアホらしくて声もでなかったわね。五十二問目云々を論じている連中がなんで夜食のおにぎりのことくらいで騒ぎまわらなくちゃならないのよ」

130 :氏名黙秘:2001/05/14(月) 23:56
「あの日私たちセミナーの速報会を手伝うことになって、女の子たちはみんな一人二百個ずつの夜食用のおにぎり作って持ってくることって言われたの。冗談じゃないわよ、そんなの完全な性差別じゃない。でもまあいつも波風立てるのもどうかと思うから私何も言わずにちゃんとおにぎり二百個作っていったわよ。のりたま混ぜて海苔まいて。そうしたらあとでなんて言われたと思う? 渡辺のおにぎりは中にふりかけしか入ってなかった、おかずもついてなかったって言うのよ。他の女の子のは中にライフリーの白干し梅が入っていたし、元気モッチーなんかがついてたりしたんですって。もうアホらしくて声もでなかったわね。五十二問目云々を論じている連中がなんで夜食のおにぎりのことくらいで騒ぎまわらなくちゃならないのよ」


131 :氏名黙秘:2001/05/15(火) 00:07
>>123
ベリーナイスです!(笑)
おもろかった

132 :氏名黙秘:2001/05/15(火) 01:03
 記憶というのは論文に似ている、あるいは論文と言うのは記憶に似ている。
 僕は論文を書き始めてからそれを切実に実感するようになった。論文と言うのは記憶に似ている、
あるいは云々。
 どれだけきちんとした形に整えようと努力してみても、文脈はあっちに行ったりこっちに行ったり
して、最後には文脈ですらなくなってしまう。なんだかまるでぐったりした子猫を何匹か積み重ねた
みたいだ。生あたたかくて、しかも不安定だ。そんなものが商品になるなんて──商品だよ──すご
く恥ずかしいことだと僕はときどき思う。本当に顔が赤らむことだってある。僕が顔を赤らめると、
世界中が顔を赤らめる。  

133 :4期生:2001/05/15(火) 01:33
これだけ一生懸命文章考えて、いざ書き込みボタンを押したら鯖に繋がらないとかいったら、
もう書く気なくなっちゃうんだろうな・・・

134 :日本アメリカ化計画:2001/05/15(火) 02:22
A型は徒党を組んで国民を操ろうとする。注意せよ!


135 :氏名黙秘:2001/05/15(火) 11:22
S式は徒党を組んで受験生を操ろうとする。注意せよ!

136 :氏名黙秘:2001/05/15(火) 14:37
ベテというのは三葉虫に似ている、あるいは三葉
虫といのはベテに似ている。
僕はベテの答案を添削し始めてからそれを切実
に実感するようになった。ベテというのは三葉虫に
似ている、あるいは云々。
どれだけきちんとした形に整えようと努力してみ
ても、論旨はあっちに行ったりこっちに行ったりして、
最後には答案ですらなくなってしまう。
なんだかまるでぐったりした三葉虫を何匹か積み
重ねたみたいだ。生あたたかくて、しかも不安定だ。
そんなものが化石になるなんて − 化石だよ −
すごく恥ずかしいことだと僕はときどき思う。本当に
顔が赤らむことだってある。

137 :氏名黙秘:2001/05/15(火) 14:53
>>128
「どういたしまして」と僕は言った。その言葉は裏庭にある井戸に、
吸いこまれるように落ちていった。まるで音まで聞こえるようだった。
「もっといろんな情報をもりこむこともできたんだけどね。なんだか納屋の本質から
遠ざかってるような気がしたから、やめたんだ。ところで自分は書いてみないのかい。
よかったら挑戦してみてもいいんじゃないかな。楽しいよ」

138 :氏名黙秘:2001/05/15(火) 18:26
>>137
そのとおりだ、と僕は思った。なんで僕はいくつもいくつも投稿して
いるのだろう? 他の人も投稿してみればいいのに。確かに僕の投稿が
受けるのは気持ちがいい。だが、それだけではすまされないのだ。もっと
大事なことがあるんだ。みんなが知恵をしぼっておもしろい投稿を集める
から、このスレはおもしろいんじゃないか。
僕は残り一本になったメンソールに火をつけた。

139 :氏名黙秘:2001/05/15(火) 21:10
「それはよかった。司法試験は僕には向いていない。きっと君にも向いていない。
八年間司法試験予備校に通ったおかげで僕にはそれがよくわかるんだ。
僕は司法試験で八年間、人生をほとんど無駄に費やした。
二十代のいちばんいい歳月だよ。よく八年も我慢できたと思う。
でもその年月がなかったら、たぶん司法書士試験もあんなにうまくは
いかなかっただろうね。そう思うんだ。」


140 :氏名黙秘:2001/05/15(火) 21:11
「正直に告白すると、私は生まれてこのかた一度も働いたことがないのよ」
と彼女は言った。
「一度も?」
「ただの一度も。アルバイトしたこともないし、就職もしなかった。
労働と名のつくものを経験したことがないの。だから私は今あなたが
話したようなことを聞いていると、とてもうらやましいのよ。
私はそういったものの考え方をしたことが一度もないの。
私はいつもずっと一人で基本書を読んでいただけ。そして私が考えるのは、
どの講座にお金を使うかということだけ」、
そう言って彼女は分厚い受講証の束を僕の前にさしだした。
その厚みは彼女の受験歴の長さを物語っていた。


141 :脳梅毒:2001/05/15(火) 22:33
「科学的一般人って、どこにいるんだろう?」と彼は言った。
科学的一般人とは何を意味するのだろう。僕はそんなことは考えたことも
なかった。たしかに、科学的一般人がいなければ、新種の毒薬や、サリンや、
誰も考えたことのないような強姦の方法を思いついた人間は、すべて不能犯
になってしまう。しかし、科学的一般人とはどこにいるのだ? 僕は科学的
一般人に会ってみたい。会ってこう聞いてみたい。
「僕が司法試験に合格するのは、単なる期限なのか、それとも不能条件なのか」


142 :氏名黙秘:2001/05/15(火) 22:37
さすがにみんな文章うまいな。

だからおれ論文受かんないのか。ハア・・・。

143 :三菱樹脂の新入社員:2001/05/15(火) 23:07
>>142
「文章力は天性のものだとよく言うけど、あれは嘘だね」と彼は笑いながら言った。
「なぜ?」と僕は言った。
「文章力というのは、真似でどうにでもなるんだ」と彼は言った。彼の目は自信に
満ちあふれていて、その言葉には不思議な説得力があった。
「『やればできる、必ずできる』という言葉があるだろう? あれは文章力に限っては
当たっている。いい答案を読む。それをそっくり真似する。独創性を出すために少し
変える。それだけでりっぱな文章ができあがるんだ」
なるほど、と僕は思った。
「だから、文章力は良い文章を読んだ量に比例する。著名な小説家で読書家でない者など
いないだろう? 料理がうまくなるには、おいしいものを食べなければならないんだ」

144 :氏名黙秘:2001/05/16(水) 00:23
それでも僕はかつての神童としてのささやかな誇りをバッグの底につめ、
自習室の窓際に腰を下ろし、空白の水平線上にいつか姿をあらわすかもしれない
短答の合格通知を待とう。
そして研修所の光り輝く屋根を想い、その緑なす中庭を想おう。
だからもう何も恐れるまい。
クリーン・アップが内角のシュートを恐れぬように、革命家が絞首台を恐れぬように。
もしそれが本当にかなうものなら・・・・・・

友よ、
友よ、合格はあまりに遠い。

145 :氏名黙秘:2001/05/16(水) 02:46
>137 書いたのよ〜37と64と71です♪
身内ネタで面白くなかったんじゃないかとドキドキ…。
でも読んでるとなんでか書きたくなっちゃう〜〜不思議だ〜ね♪

146 :氏名黙秘:2001/05/16(水) 03:02
「まこつと付き合っているうちに、私はだんだん正常な自分を
とり戻してきた。彼とまぐわっていると、余計なことは何も考えないで
済んだ。私は彼の半分しかない自毛だって好きになった。
仕事熱心な人だったから、ベットの中でも憲法の講義をした。
いつどこでどのようにLRAの基準を用いればいいか、
いつどのように憲法判断回避するか。
文句のつけようのない見事な講義だった。
それなのに私はまた択一落ちしてしまった。」

147 :氏名黙秘:2001/05/16(水) 03:43
「論点というのは理解するものじゃない」と
ぼくはいつもの穏当な意見を述べた。
「それはただそこにあるものなんだ」

148 :氏名黙秘:2001/05/16(水) 08:23
>145
>>37は名作だ。このスレでも指折りの良いレスだった」と僕は言った。

149 :氏名黙秘:2001/05/16(水) 08:28
omorosugi!


150 :氏名黙秘:2001/05/16(水) 15:06
あげ

151 :氏名黙秘:2001/05/16(水) 16:48
「あなたには説明できる? 象徴と記号のちがいが」
「たとえば」とぼくは言って、天井を眺めた。すみれにものごとを理論的に
説明するのは、意識がまともなときにだって困難な作業なのだ。
「マコツは伊藤塾の象徴だ。それはわかるね?」
「なんとか」と彼女は言った。
「なんとかじゃない。実は日本国憲法でそう定められているんだ」
とぼくはできるだけ冷静な声で言った。「異論や疑問はあるかも
しれないけれど、それをひとつの事実として受け入れてくれないと、
話が前に進まない」
「わかった。受け入れればいいのね」


152 :氏名黙秘:2001/05/16(水) 21:00
>148 ありがとお♪ホメられちった(^^ゞ
新作も期待してまっス!!

153 :氏名黙秘:2001/05/16(水) 21:20
「合格者になることって、どういうことなんですか? もし定義があるなら教えてもらえませんか」
「自分がやりたいことをやるのではなく、やるべきことをやるのが合格者だ」
と彼は言った。


154 :氏名黙秘:2001/05/17(木) 03:43
…でもこういう考え方ってあまりまともじゃないかもしれませんね。
どうしてかと言うと私くらいの年の女の子は『けだし』なんて言葉は
まず使わないからです。


155 :氏名黙秘:2001/05/17(木) 13:27
「あなたは、いったい何のために勉強しているの?」と彼女は言った。
「訴因変更」と僕は言って、机の上のコーヒーを飲み干した。新聞のインクをしぼり取ったような味のするコーヒーだった。
「人生の訴因変更をするためなんだ。僕という人生の同一性まで変えるつもりはない。でも訴因を変えなきゃならないんだ。それは大変な作業だけど、それがないと人生が公訴棄却されてしまうんだ」


156 :名無しさん:2001/05/17(木) 13:31
このスレ読んで、初めて村上春樹に触れた.
そして興味が湧いた.

157 :氏名黙秘:2001/05/17(木) 13:40

                     |\
┌──────────┘- \
│  人生の公訴棄却          \
│                     /
└──────────┐- /
      ヽ(´ー`).ノ       |/
        (  へ)
        く

158 :再訴不能デース:2001/05/17(木) 13:45
僕は、時間をかけすぎてしまった。
受験をこころざしてから二十年。その間に合格者数は二倍になった。
合格者平均年齢は三歳下がり、法曹界には若々しい力がみなぎっていた。
僕は必要とされていなかったのだ。最初から必要ではなかったのだ。

「ロースクール」

それは僕の人生の免訴判決だった。

159 :氏名黙秘:2001/05/17(木) 21:29
「マコツ敗訴」と反町が言った。

160 :氏名黙秘:2001/05/17(木) 22:33
「あげ」

161 :受領遅滞:2001/05/18(金) 23:45
「教えてくれないか。僕は五年後なにをしてるんだ」と僕は言った。
その占い師はじっと僕の目を見つめて、ビロードの細工のような爪をかちかちと鳴らした。
「君は…」と彼女は言った。「五年後は和光に住んでいる」
僕はそれまで伏せていた目をあげて、彼女の顔を見直した。しかし彼女の顔は僕の予測とは反対に、六月の空のように曇っていた。
「しかし君は和光に住み、池袋に電車で通勤している」と彼女は言った。
「どうにかできないのか。これから何をすれば、和光に住み和光で勤務できるのか教えてくれ」と僕は言った。
彼女はゆっくりと目をつむり、口をむすんだ。そして
「原始的不能」
とだけ言って席を立った。

162 :氏名黙秘:2001/05/19(土) 00:04
レイシオ・デシデンダイ。それが僕が唯一、最後まで理解できなかった
言葉だった。
レイシオ・デシデンダイ。それは僕が、いや、受験生が合格するための
基準。
レイシオ・デシデンダイにあてはまる勉強をすれば、誰でも、合格する
ことができるのだ。
しかし僕は遂にそのレイシオ・デシデンダイを見つけられぬまま、
一生を終えてしまった。
たとえわかったとしてもあてはめは困難だったかもしれない。無理に
あてはめれば、赤い汚い字でこう書かれたかもしれない。
「結論の妥当性を考えるようにしてください」
それでも、せめてレイシオ・デシデンダイを見つけることぐらいは
できなかっただろうか。

163 :氏名黙秘:2001/05/19(土) 00:16
>>158
高田事件判例に同旨。

164 :氏名黙秘:2001/05/19(土) 09:59
レイシオ・デシデンダイ。それが僕が唯一、最後まで
理解できなかった言葉だった。
「レイコちゃんは、女子短大?」
僕はまこつに問い返した。
「レイコちゃんが、どしたんだい?」
まこつが答えた。

165 :冒頭:2001/05/19(土) 10:46
僕は27歳で、その時伊藤塾のロビーのシートに座っていた。
やれやれ、また択一か、と僕は思った。

COMデスクの休憩時間が終わり、天井のスピーカーか小さな音でBGMが流れ始めた。
そのメロディーは、いつものように僕を混乱させた。
いや、いつもとは比べ物にならないぐらい激しく僕を混乱させ揺り動かした。
僕は頭が張り裂けてしまわないように身をかがめて両手で顔を覆い、そのままじっとしていた。
やがて、猫顔のCOMデスク嬢がやってきて、気分が悪いのかと面度臭そうに聞いた。
大丈夫、少しめまいがしただけだと僕は答えた。
「本当に大丈夫?」
「大丈夫です。ありがとう」と僕は言った。
猫顔のCOMデスク嬢は、にこりともせずに、いってしまった。
BGMは、塾長の声に変わっていた。
僕は顔を上げて、COMデスク前を歩きまわっているサスペンダーを眺め
自分がこれまでの人生の過程で失ってきた多くのものの事を考えた。
僕は、もうすぐ28歳になろうとしていた。
前と同じCOMデスク嬢がやってきて、僕の隣に腰を下ろし、もう大丈夫か
と訊ねた。
「大丈夫です。ありがとう。ちょっと哀しくなっただけだから
(It's all right now,thank you.I only felt lonely,you know.)」
と僕は強がって微笑んだ。


166 :氏名黙秘:2001/05/19(土) 20:13
ロンリー

167 :氏名黙秘:2001/05/19(土) 20:25
★「Wセミナーの講師は、だれが駄目か。その理由は、なぜか?」一覧表

(総評)一般的傾向として、ベテラン講師であればあるほど、やる気がない。雑談が
多い。伊藤真以上に講義の上手な人は、今のところ、セミナーには存在しない。
総じて若手の合格したての講師のほうが、まじめで情熱がある。雑談もしない。
ちなみに、デバイスは、記述に間違いがあまりにも、多い。しかも、毎年のようにや
れ改訂新版だの、やれ最新版だのといったものが新しく出るにもかかわらず、一向に

正されないのが、恐ろしい。デバイスの表紙のイラストだけ新しく模様替えして、
「最新版」として売れば、バカ売れするので講師も社員も内容の間違いには、全
く、無関心。
総じてセミナーの出版物には、誤植が、多い。イライラする。

(個別評) 悪玉× 善玉○
×吉●み●
「団藤説で刑法を解く」、のではなくて、こいつの場合、そもそも団藤説「しか」知
らんのだ。形式的犯罪論から実質的犯罪論への時代的流れは、一切無視。なにがなん
でも、団藤。「前田説だと、こうなりますよね」、と質問したら、「団藤説では、そ
うはなりません」という返事が返ってくる(ワラ
講義時間中に「今日、わたしの事務所で、この問題を考えていたのですが、」「事務
所が」といったフレーズが良く出てくるので、受講生は全員、吉●が弁護士だと思ってい
る。しかし、吉●は、弁護士では、ない。自分は司法試験に合格してもいないのに、受
講生の答案は、酷評する。ただ、面倒見は、良いせいか、実力の無い受験生
の間では、意外と人気は高い。

×井●は●のり
元司法試験委員のせいか、知名度は、高い。学者としては、優秀な先生。ガイダンスは、最高に上手。
しかし、セミナーでは、レジュメも何もなしで、自分独自の奇妙な説を延々と講義する。決めぜりふは、「ここは、自分
で、まとめてみてください。」(ワラ)。

××小●ゆきお
雑談が長すぎ。時間稼ぎのために笑顔で雑談ばかりする。しかもプロレスの話中心。
講義が終わると、受講生の質問を避けるため、とたんに表情がどえらく険しくなる。
論証をあらかじめレジュメとして配布しないで講義時間中に書き取らせるので、有効
に「時間稼ぎ」ができる、という寸法。伊藤真が10分で講義する内容をこいつは、
3時間以上かける。でれでれ、だらだら。しかも、途中何度も雑談が間に入るので、
内容に相互のつながりが無く、ばらばら。最悪。お金、返して。

××●上●成
こいつも、小●同様、全くやる気無し。こいつの頭の中にあるのは、い
かにして雑談で講義時間をつぶすか、そのことのみ。お金、返して。

○石原のぶひろ(やる気があって、良い。講義も、上手。雑談しない。)
○工藤洋治(同上)
○若宮和彦(刑法。優秀でまじめな先生。)
○羽広政男(無難)
○新保義隆(普通)

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168 :氏名黙秘:2001/05/19(土) 20:28
>>165
「いいね。哀愁がにじみ出てるよ」

169 :氏名黙秘:2001/05/20(日) 01:30
「かっこう」と甲は言った。

170 :氏名黙秘:2001/05/20(日) 03:47
「>167はスレ違いだね、やれやれ。」と成川は言った。

171 :氏名黙秘:2001/05/20(日) 20:17
「受かったの?」と緑が言った。
「ああ」と僕は、さも大したことでないかのように言った。
「模試で1回しか合推とってなかったあなたが、どうして?」と緑は笑いながら言った。
僕は喜びをのどの奥に閉じこめながら言った。
「高裁判事が児童買春で緊急逮捕される時代さ。僕が受かっても不思議じゃない」

172 :氏名黙秘:2001/05/20(日) 23:00
「だからね、ときどき俺はベテランを見まわして本当にうんざりするんだ。
どうしてこいつらは勉強というものをしないんだろう、勉強もせずに不平ばかり言うんだろうってね」
僕はあきれて成川さんの顔を眺めた。「僕の目から見ればベテランの人々は身を粉にして勉強している
ような印象を受けるのですが、僕の見方は間違っているのでしょうか?」
「あれは勉強じゃなくてただの労働だ」と成川さんは簡単に言った。「俺の言う勉強というのは
そういうのじゃない。勉強というのはもっと体系的に効率的になされるもののことだ」


173 :7回目の憂鬱 (1):2001/05/20(日) 23:03
論文の合格発表を見てしまうと僕はその足で東京地裁へ向かい民事事件の傍聴席に座って、
すっかり佳境に入った証人尋問を眺めた。原告には二人の弁護士がいて、彼らは
殆んど完璧に近いくらいまでに主尋問をリードしていた。判事の声はやわらかく、法服は
ぼんやりと不思議な色にかすんでいた。少しすると被告側の「証人」がどこからかやってきて
証人席で宣誓文をしばらく朗読してから、振り向いて僕の顔を気持ち悪そうに一瞥した。

何かを考えなくてはと思うのだけれど、何をどう考えていけばいいのかわからなかった。
それに正直なところ何も考えたくなかった。そのうちに何かを考えざるをえないときがやってくる
だろうし、そのときにゆっくり考えようと僕は思った。少なくとも今は何も考えたくはない。

僕は傍聴席で黒のリュッサックを膝にのせながら椅子にもたれて小一時間法廷を眺めていた。
まるで体中の力が抜けてしまったような気がした。午後が深まり、薄暮がやってきて、
やがてほんのりと生臭い人間の闇が法廷を包んだ。


174 :7回目の憂鬱 (2):2001/05/20(日) 23:08
「証人」はもうどこかに姿を消してしまっていたが、僕はまだ法廷の証人席を眺めていた。
法廷の人々の顔は、まるで皮膚を裂いてはじけだした爛れた肉のように僕には見えた。
法廷はそんな多くの肉の甘く重い腐臭に充ちていた。

そして僕は僕自身の論文を思った。丁寧な字体が罫線の間に横たわり、その手先からは
無数の論点の芽が吹き出し、その答案の隠れた歪みはどこからともなくやってきた者の
朱筆で大きく震えて揺れていた。どうしてあんなに美しい答案が落ちなくてはならないのか、
と僕は思った。何故彼らは僕を評価してはくれないのだ?

僕はこの試験が僕にもたらしたものを憎み、それが僕の体の奥にひきおこす鈍い疼き
のようなものを憎んだ。生まれてこのかた、これほどまで強く何かを憎んだのははじめてだった。


175 :7回目の憂鬱 (3):2001/05/20(日) 23:18
なんだか僕の頭はおかしくなりつつあるみたいだな、と僕は思った。意識がひどく弛緩して、
暗黒植物の根のようにふやけていた。こんな風にしてちゃいけないな、と僕はぼんやりとした
頭で思った。いつまでもこんなことしてちゃいけない、なんとかしなきゃ。

そして僕は「自分に同情するな」という講師の言葉を突然思いだした。「自分に同情するのは
下劣な人間のやることだ」

やれやれ、あなたは立派ですよ、と僕は思った。そしてため息をついて立ち上がった。


176 :氏名黙秘:2001/05/21(月) 00:52
感慨age

177 :氏名黙秘:2001/05/21(月) 01:34
>>173-175
読んでいて、つらくなってきた。

178 :初受験の行末。:2001/05/21(月) 09:06
早稲田セミナーの空き教室で択一試験の結果のことを考えているとだんだんやるせない
気持ちになってきたので、僕は早めに机上のテキストをしまいこんで新宿に出て街を歩いて
時間をつぶすことにした。

混雑した日曜日の街は僕をホッとさせてくれた。僕は通勤電車みたいに混みあった
紀伊国屋書店で前田庸の「会社法入門」を買い、なるべく席の多そうな漫画喫茶
に入って平井堅だの小田和正だののBGMを聴きながら熱くて濃くてまずいコーヒーを飲み、
買ったばかりの本を読んだ。九時半になると僕は外に出て簡単な夜食を食べた。

そしてこの先こんな日曜日をいったい何十回、何百回くりかえすことになるのだろうと
ふと思った。「静かで平和で孤独な日曜日」と僕は口に出して言ってみた。


179 :氏名黙秘:2001/05/21(月) 10:09
>ただの日記じゃねぇか。

180 :氏名黙秘:2001/05/21(月) 10:10

>178

181 :氏名黙秘:2001/05/21(月) 10:36
惜しむらくは発表は4時過ぎ

182 :口頭弁論が16時から始まることもある。:2001/05/21(月) 13:24
「四時過ぎには裁判官はいったい何をしているのかしら?」と緑が質問した。
「知らない」と僕は言った。「残業で記録の検討とか、判決の起案なんか
やってるんじゃないかな。裁判官って多忙だからさ」
「あなた意外にいろんなこと知らないのね」と緑は言った。「氏名黙秘君って、
世の中のことはたいてい知ってるのかと思ってたわ」
「世界は広い」と僕は言った。


183 :氏名黙秘:2001/05/21(月) 17:12
東京地裁だと16:30から始まる口頭弁論もあるね。

まああと七年後には夜でも法廷が開いてそうだから、、、

184 :氏名黙秘:2001/05/21(月) 18:28
僕はあの鐘の音が嫌いだった。不規則な振鈴に合わせて不規則に立ちあがり試験室に入っていく受験生を見ていると、僕たちはまるで試験委員の手のひらの上であがく孫悟空になったような気がした。やれやれ、今年もまた滑稽な一人芝居が始まる。しかも、その一人芝居には一人も観客はいないのだ。

185 :氏名黙秘:2001/05/21(月) 18:49
「コンビニで裁判をすればいいじゃない」
子ザルのように目を輝かせながら緑がいう。
「そんな、夜まで開廷するんだったら、いっそのことね」
僕は鞄の中からカロリーメイトを取り出して一本口にくわえて、
緑にも差し出してみたが、彼女はいらないというように首を振って
僕に応えた。
「それに、そうなれば裁判所が近くにない人でも気軽に裁判ができるわ」
緑は自分のアイデアへの賛同を促すように僕の顔を見ながら続けた。
「うん。悪くない」缶コーヒーでカロリーメイトを流し込んでから、
僕は答えた。「でも、そうなればあまり法律家になりたいなんていう奴
はいなくなるんじゃないかな」
「どうしてかしら?」緑は小首を傾げて僕をみる。
「24時間働かなくちゃいけないなんて、人間的じゃないよ」
僕は缶を振って、缶コーヒーが残っているのを確かめると、残りのコーヒー
を一気にあおった。
緑はテーブルの上で両手の指を絡めて、何かを考えているようだった。
僕は少し、コンビニで行われる裁判の情景を思い浮かべてみたが、
事務官の仕事をコンビニの店員がするのか、という問題にひっかかり、
それ以上想像を続けるのは困難だと思い、想像をあきらめた。
ともかく、なにもかも、合格しなくては始まらない。
鞄を手に取ると、僕は再び自習室で勉強するために席を立った。

186 :受験生作家:2001/05/21(月) 19:03
「でも不思議ですね。あなたみたいな人だったらどんな風にだって幸せになれそうに見えるのに、
どうしてまたよりによって司法試験みたいな事に挑戦しちゃうんだろう?」
「そういうのってたぶんどうしようもないことなのよ。塾長に言わせれば
やればできる、かならずできる、というでしょうけど」
「そう言うでしょうね」と、僕は同意した。
「でもね、ワタナベ君。私はそんなに頭の良い女じゃないのよ。
私はどちらかといったら馬鹿で古風な女なの。結婚とかオシャレとか、
そんな事どうだっていいの。
できる女弁護士をめざして、毎年択一を受けて、論文に挑戦できればそれでいいのよ。
それだけなの。」


187 :名無しさん:2001/05/22(火) 00:37
ベテが辰巳の自習室に入り浸っていて、黙々と、基本書を繰り返し読んでいるだけ
というのは、司法試験界においては揺るぎない定説だった。それは高い山に登れ
ば気圧が下がるとか、雌の牛は多量の乳を出すとかいうとの同じ種類の自然の摂
理とみなされていた。けっして推定されていたのではない。だから僕は誰かに択一
に落ちた回数を訊かれるのが嫌でたまらなかった。択一落ちしたと聞いただけで
人々はこう思うのだ。こいつはベテだから、自習室に入り浸っていて、黙々と、基
本書を繰り返し読んでいるだけにちがいない、と。人々のそういったステレオタイプ
な反応は僕を少なからずうんざりさせ、傷つけた。しかしあの頃の僕を本当にうん
ざりさせ傷つけたのは、彼らの言っているのがまったくの事実であるという点だった。
そのとおり、僕は事実自習室に入り浸っていて、黙々と、基本書を繰り返し読んでい
るだけだったのだ。

188 :氏名黙秘:2001/05/22(火) 01:07
>185
元ネタはなんだろう?ノルウェイにはこんなシーンはないはずだ、と僕は思った。

>184
これも分からない。僕はずいぶん春樹の作品を読んでいるのだけれど、これは短編からだろうか?


189 :氏名黙秘:2001/05/22(火) 11:02
>188
「自分で最初から村上風の文章を書く人もいる。それもひとつのやり方として、いいんじゃないかな」

190 :氏名黙秘:2001/05/22(火) 14:17
「あなたの話し方って好きよ。」
こんなふうに僕のことを言ってくれたのは、少なくとも緑だけだった。


191 :氏名黙秘:2001/05/22(火) 14:29
ume's lament=2 Pskull



192 :氏名黙秘:2001/05/23(水) 02:25
エウリピーです

193 :氏名黙秘:2001/05/23(水) 13:19
age

194 :氏名黙秘:2001/05/24(木) 20:48
上尾

195 :氏名黙秘:2001/05/24(木) 22:11
>>173-175
重すぎ・・・苦しくなった。
これって全部創作かな。


196 :氏名黙秘:2001/05/25(金) 01:44
笑わせないでくれよ!
ハッキリ言って司法試験なんて君たちに受かる代物ではないのだよ!
1つのデータを示してあげましょう!
東京大学法学部。日本一の難関学部だが、ここの卒業生の合格率を知っているのかい?
8%! たったの8%なのですよ!
つまり、日本一の難関学部を卒業した彼らですら、「血のにじむような」努力を「何年も何年も」続けて受験した結果が「8%」なのですよ!
9割以上の受験生が「落ちる」!
予備校側は自分たちに不利な情報は決して公開することはないだろう!
けれどもかれらは知っているのだ!
自校の講座受講生何万人のうちの数%しか合格できないという歴然とした事実を!
数年に及ぶ受験生活で失うお金は数十万という単位では済むまい。
平均数百万円、人によっては一千万円近くになるかもしれない。
司法試験は、東大・早慶などの有名大学の受験生のほうが「泥沼」にはまりやすいと聞く。
なまじ「自分は頭がよい」「自分はエリートである」などと思い込んであるため、
こと「勉強」の分野において「死ぬほど」努力したのに結果が出せないことが信じられないのである。
だが「司法試験」は君たちが今まで突破してきた試験とは、こと「試験」という名称こそ
同じであるが、まったく次元の違う世界なのである!
「自分でも受かるかもしれない」などと安易に考えて受験したものは、その難しさに愕然とするだろう!
考えても見て欲しい。裁判で「死刑」か「無期懲役」かは大きな違いであるが、極論すれば弁護士の腕1つでどちらにでも転び得るのである!
いわば、法曹三者は「人の生死」を決めるものであると言えるのである!
「人の生死」を決められるのは本来は「神様」だけ!
言い換えれば、法曹三者は「人間でありながら、限りなく神に近い能力を持った者」だけがなれるのである!難しくて当然!
私などからすると最近の資格ブームで受験生が急増しているのが不思議ですらある!
能力のない奴等は「宅建」で十分!
こうした発言に不快感を感じて感情的になる者は「学力」だけでなく、法曹になるための「適性」もない。
弁護士になれば「ヤ○ザ」を相手にキッタハッタの交渉をしなければならないことも多い。
忍耐力も必要であろうし、肝っ玉も必要であろう。相手は大声で口汚なくののしることも
あるかもしれない。
わざと頭にくることを言って相手を感情的にさせ、交渉を有利に進めようとするかもしれない。
そんな時にいちいち感情的になっていて「いい仕事」などできるものか!
今からでも遅くはないので「司法試験受験」は考え直すことを薦める。
「友人として」・ ・ ・ 。
受験していいのは「神様」になれる「学力」と「適正」を持ったものだけなのである!
ちなみに私自身は経済学部卒の会社員で司法試験にはまったく興味はない!
ただ、部外者としてみているとあまりにも現実の厳しさを直視していない「エリート」
が多すぎるので暇つぶしに書きこんでみただけ!


197 :氏名黙秘:2001/05/25(金) 01:59
>私自身は経済学部卒の会社員で司法試験にはまったく興味はない!

おまえさあ、精神薄弱児だな。
何で全く興味ねえ奴が

東京大学法学部。日本一の難関学部だが、ここの卒業生の合格率を知っているのかい?
8%! たったの8%なのですよ!

とか知ってんだよ 。

こいつは最低レベルの頭を、最低レベルの親から受け継いだ
社会人妄想エセ受験生。少しでも口減らししてえんだね。哀れ〜


198 :氏名黙秘:2001/05/25(金) 03:17
>>196-197
「スレが違うわ。どうしてそんなことにも気づかないのかしら」と、緑は逝った。「彼らは病んでいるのさ。どうしょうもないくらいにね。」僕はそう答えて時計を見た。3時20分だった。

199 :氏名黙秘:2001/05/25(金) 03:21
>>196
お前の言うことにも一理あるが、余計なお世話だ。

200 :氏名黙秘:2001/05/25(金) 03:38
そんなことはずっと前からわかっていたことだった。
でも、それで僕に何ができるというのだ?
「踊りつづけるんだ。」

201 :氏名黙秘:2001/05/25(金) 03:50
「全スレに書きこんでいるわ。どうして彼はそこまで司法試験受験生
 を罵倒したいのかしら。」
「10年連続くらいで落ちているからじゃないの。もうどうしようも
 ないんだよ、こんなことをする以外にはね。」
僕がそういうと、彼女は少し哀しげな目をして「キチガイ」とつぶやいた。

202 :氏名黙秘:2001/05/25(金) 05:50
「レイシオ・デシデンダイ」
「えっ?ワタナベ君、フェラチオ・シテホシイって言ったの?」
「やれやれ」
僕は絶望的にため息をついた。

203 :氏名黙秘:2001/05/25(金) 07:03
 「水を飲むのは?」と僕は聞いた。
 「合格の水」
 僕の目をじっとのぞきこんで、学院長が言い直した。
 「じゃ、合格の水。合格の水を飲むのは?」
 「もちろん合格るからだよ、それは」
 彼の分厚い唇が言うと、それは真実であるように思えた。

204 :氏名黙秘:2001/05/25(金) 11:18
「今日も地図の勉強してるの」
「レ、レ、レイシオ・デシデンダイ」
「・・・」
「レ、レ、レイコちゃんは、や、や、やり放ダイ」
僕がはじめて聞いた突撃隊の冗談だった。

205 :氏名黙秘:2001/05/25(金) 11:21
>>173-175
好きだがな

206 :氏名黙秘:2001/05/26(土) 01:46
タフじゃなくなってる。

207 :氏名も句碑:2001/05/26(土) 05:20
そう。悪くない・・・・
構成要件はスロウボートと何処に行くのだろう・・

208 :氏名黙秘:2001/05/26(土) 10:00
「あなたって、このスレでよく見かけるけれど
村上春樹好きなの」
「嫌いじゃないと思うけど」
「でも、ちっとも春樹の文体になってないわ。会話ば
かりで、赤川次郎みたい。もう少し、春樹っぽく書いて
もらわないと、このスレの趣旨に反するのだけれど。
少なくとも、他の人たちは、利得償還請求権を理解す
る程度の努力は払って、文章を練っているのよ」
「僕が春樹を最後に読んだのは10年以上前のことだ
し、それに僕は司馬遼太郎のファンなんだ。
ところで、話かわるけど、このスレには『ねずみ』や
『ジェイ』があまり登場しないね」
「今の若手は、中学・高校の頃に春樹を読んだ人た
ちだろうから、『ノルウェイ』以前はあまり読んでない
んじゃない。『ジェイズ・バー』の話なんかすると、ベテ
だってことがばれちゃうじゃない」



209 :氏名黙秘:2001/05/26(土) 12:35
「先生、レイシオ・デシデンダイのネタ、けっこう受けて
ますよ。読者カードがこんなにいっぱい」
編集者のA君だ。例によってノックもせずにやって来た。まったく、アート・ブレイキーのドラムロールのよう
にけたたましい青年だ。
64年に製造されたJBLは、ビル・エバンスの『Blue
in Green』を奏ででいるっていうのに、アート・ブレイキーはいらない。
「先生、今度『レイシオ・デシデンダイ』っていうスレッド立ち上げてみたらどうでしょう」
やれやれ。このスレッドだって最近はめっきりageが減っているっていうのに。最盛時は1日10回ぐらい
ageがあったのに・・・。『レイシオ・デシデンダイ』なんかで、人が集まるわけないじゃないか。A君が、最近
企画した「エキサイティング刑法 牧野説 vs.小野説」
のことをふと思い出した。
「ところで、春樹先生。いったい何読んでるんですか。
リットン調査団・選球眼?」
「利得償還請求権と読んでくれないか」
「何です、それ」
僕にも何だかよく判らない。手小切の最後に出て来るいやなやつ。時効で死んだはずの権利が、証券上
に変形して生きてるっていう変なやつ。死んだゴジラ
がビオランテになったようなやつ。何なんだ、この利得償還請求権っていうのは・・・」



210 :氏名黙秘:2001/05/26(土) 17:05
100まで落ちたのでage

211 :氏名黙秘:2001/05/26(土) 21:52
「この模試の成績表を見ているかぎりでは、
 君は幸せそのもののように見えるけどね」と僕は言った。
 島本さんはゆっくりと首を振った。なにか遠い昔の初受験の情景を
思い出すときのように目のわきにチャーミングな皺が寄った。
「ねえハジメくん、模試の成績表からは何もわからないわ。
 それはただの大学の成績みたいなものよ。本当の私はもっと
 点数がとれるのよ。それは模試の成績表には映らないのよ」と彼女は言った。
 その成績表は僕の胸を痛くさせた。

212 :氏名黙秘:2001/05/26(土) 21:55
島本さん、いいよねえ。。。

213 :氏名黙秘:2001/05/27(日) 05:55


214 :エルモのすけ:2001/05/27(日) 13:39
僕が三番目に寝た女の子は、僕のペニスのことを「あなたの身分なき故意ある道具」
と呼んだ。
僕は以前、身分なき故意ある道具についての一行問題を想定して短い答案を
書こうとしたことがある。結局答案は完成しなかったのだけれど、その間じゅう
僕は身分なき故意ある道具について考え続け、おかけで奇妙な性癖にとりつかれる
ことになった。全ての物事を数値に置き換えずにはいられないという癖である。
僕は講義に出るとまず明白にベテランと思われる受講生の数をかぞえ、
択一過去問で「君はそういうけれど、それについては(イ)という批判があるよ。
僕は(ロ)と考えるんだ〜」という形式の問の数を全てかぞえ、暇さえあれば今まで
論文の答案に書いた「思うに」「そもそも」の語の数をかぞえた。
当時の記録によれば、僕は2651問の択一過去問を解き、254回「判例同旨」という語を使い、
31回セミナーの無料ガイダンスに出席したことになる。
その時期、僕は全てを数値に置き換えることによって他人に何かを伝えられるかもしれない、
そして他人に伝える何かがある限り僕は真性身分犯の身分を取得できると真剣に思っていた。
しかし、当然のことながら、僕が択一の答練で合推を超えた数やセミナーA館に貼ってある
真知子のポスターの数やNo.52でさりげなく3を選んでしまった人の数に対して誰一人として
興味など持ちはしない。そして、僕は身分者としての反対動機の形成ができず
あいかわらず正犯の単なる道具にすぎなかった。
そんなわけで、択一不合格を知らされた時、僕はこっそりはがした23枚目の真知子のポスターを
丁寧に折りただんでかばんにしまい込むところだった。

215 :ひすい5号:2001/05/27(日) 13:41
糞スレ上げるな

216 :氏名黙秘:2001/05/27(日) 14:52
糞スレ最高

217 :氏名黙秘:2001/05/27(日) 15:29
「糞スレに200もレスがつくものかしら。215は、10レスもつかづに沈んでいくスレが半分を占めるというのを知らないのよ。でも、知らなかったじゃすまされないと思わない? 215には違法性の意識はなかったけれど、違法性の意識の可能性はあったと思うのよ。それは道義的に非難されなければいけないわ」と緑は言った。

218 :エルモのすけ:2001/05/27(日) 16:39
双子を見わける方法はたった一つしかなかった。
彼女たちが着ているトレーナー・シャツである。
一つは「217」、もう一つは「218」。「2」が右の乳首の上にあり、
「7」または「8」が左の乳首の上にある。「1」はそのまんなかに
ポツンとはさみまれていた。
その番号は何を意味するのか、と僕は最初の日に二人に訊ねてみた。
何も意味しない、と彼女たちは言った。
「刑法の条文みたいだな。」
「何のこと?」と一人が訊ねた。
「つまりさ、217が単純遺棄罪で218が保護責任者遺棄罪ってことさ。」
「まさか。」と217が言った。「このシャツはもらったのよ。」と218が言った。
「何処で?」と僕。「LECの合格祝賀会なの。先着何人かに無料で配ったのよ。」
「私が217番目」と217。「私が218番目」と218。
「オーケー、じゃこうしよう。」と僕は言った。「君を217と呼ぶ。君は218。
それで区別できる。」僕は二人を順番に指さした。
「無駄よ。」と一人が言った。「何故?」
二人は黙ってシャツを脱ぎ、それを交換して頭からすっぽりかぶった。
「私は217。」と218が言った。「私が218。」と219が言った。
僕はため息をついた。

219 :氏名黙秘:2001/05/27(日) 17:37
age

220 :氏名黙秘:2001/05/27(日) 19:18
幸治はじっと僕の目を見て、こう言った。
「僕のゼミから、去年学部の四年で最終合格した学生がいたんだ。
 いちおう卒業論文を出させたんだけど、それがひどい代物でね。
 ほとんどが引用ばかりなんだ。しかも、何も外国文献に触れて
 いない。それどころか、ジュリストや法律時報からの引用もない」
「まさか、判例に『民集』や『民録』を付記せずに『百選何番』って
 付けてあるとか?」
「そう。そのうえ、数少ない明示されていた引用元は何だったと
 思う? 『伊藤真・試験対策講座〔憲法〕』だよ。笑っちゃうよ」
僕は少々面くらって、すぐに返事をすることができなかった。
「最近の合格者はみんなそんななんだろうか」と僕はたずねてみた。
「それはわからない。しかし、一人でもそんな者が法曹になると
 したら、それは社会のためにならない。もし裁判官になったらと
 思うと、ぞっとするね」

それから幸治はゆっくりとうつむいて、「公平、わかるだろう?
我々が何をしなければならないかが」と言った。

221 :氏名黙秘:2001/05/27(日) 19:21
>>220 ワラタ 笑い事じゃないが。

222 :氏名黙秘:2001/05/27(日) 22:11
夢の中にはヌシが出てきた。我々は早稲田セミナー大阪校の
受付前ですれちがった。
択一前の春の昼下がりだった。
ヌシは片手に古い内田民法Tを下げいて、
僕にそれを安く買いとってくれませんかと言った。
使えない、と僕は言った。本当に使えないのだ。
それじゃ明治憲法の判例百選と交換でもいいですが、
とヌシは言った。悪くない話だった。
僕はヌシと一緒に家に帰り一生懸命明治憲法の判例百選を探した。
しかし百選はみつからなかった。
「おかしいなあ」と僕は言った。「本当に54年前まではあったんだよ」

考え方の違う受験生たちの中に放り込まれていちばん困ることは
話が長くなることである。
僕がヌシに訊ねる、「何故君は明治憲法の判例百選を欲しがるんだい?」。
ヌシが答える、「択一憲法の点数をあげたいんですよ」。
僕が訊ねる、「どうして択一憲法の点数をあげたかったら明治憲法の
判例百選がいるんだい?」
ヌシが答える、「知識問題でもう点を落としたくないんですよ」。
僕が訊ねる、「択一憲法が苦手なのかい?」。
ヌシが答える、「だから成川先生の講座まで受講したんじゃないですか?」。
きりがないのだ。そしてきりのまいままに僕はヌシを憎みはじめ、
ヌシは僕を憎みはじめる。それが 短答式試験だ。

そんな短答式試験から抜け出すためにはもう一度べつの魅力的な
資格試験を目指すしかない。
2001年の5月13日の午後にその法務省からの受験票が僕をつれこんだのは、
まさにそのような短答式試験会場の中心であった。
要するに、受験回避はしなかったのだ。
僕はあたりを見まわしてから思わずため息をついた。
ため息をつくだけの価値はあった。



223 :氏名黙秘:2001/05/27(日) 22:14
>>220
warata

224 :氏名黙秘:2001/05/28(月) 09:57
もっと笑わせろage

225 :氏名黙秘:2001/05/29(火) 00:55
「ねえ、結局52番の正解はどれなんだ?」
「どれでもいいんだよ」彼は言った。
「どれでも?」僕はいささか混乱して聞き返した。
「そう、どれでもさ。予備校は4と言う。
5と言うところもあるかもしれない。
法務省もそのうち答えを出すだろう。
君はもしかしたら全然別の、1とか2とか3にマークしてるかもしれない。
でもいずれにしても本質的な差なんてないんだ。
それぞれの世界でそれぞれの答えがあるだけさ。」
彼は、まるで出来の悪い生徒を諭すようにこう言うと、
満足そうに煙草に火をつけた。
「でもそれじゃ受からないだろう。」
「そうかもしれない。でもそれは大きな問題じゃない。
自分の答えは自分の世界ではすべて受け入れられるんだ。」
妄想だ。僕は思った。それじゃヴェテの妄想じゃないか。
彼にそのことを告げようと思ったが、彼が勉強に費やした時間と
金のことを考え、そうするのをやめた。
彼には彼のシステムがあるのだ。

226 :氏名黙秘 :2001/05/29(火) 16:13
/


227 :氏名黙秘:2001/05/29(火) 18:28
あげ

228 :氏名黙秘:2001/05/29(火) 20:25
ロバのうんこ!

229 :氏名黙秘:2001/05/30(水) 00:21
「茂雄」
彼女は思いついたように言った。
「茂雄よ。茂雄という司法修習生が・・・」
そこまで言うと、彼女はひどい悪夢を思い出したかのように、テーブルに突っ伏して嗚咽をはじめてしまった。

230 :氏名黙秘:2001/05/30(水) 19:53
パンツ

231 :氏名黙秘:2001/05/31(木) 05:03
age

232 :氏名黙秘:2001/05/31(木) 07:17
age

233 :氏名黙秘:2001/06/01(金) 00:34
続き読みたい!期待age

234 :氏名黙秘:2001/06/01(金) 01:42
司法試験受験者は村上春樹が好きなのか?
そういう傾向があるのか?よくわからんけど、
これほどもまでにレスが付き、しかも、かなり
ディープな元ねたを出してくるところを見ると
そうとしか思えない。いやいや嬉しいことだ。
僕も村上春樹フリークで、そして司法試験
受験者であるからだ。

235 :氏名黙秘:2001/06/01(金) 05:20
僕は何度も眠ろうとしたが、やはり全然眠くはならなかった。
時計は午前五時を指している。
僕はとうとう眠ることをあきらめ、台所に行き、
コーヒーを飲むかウイスキーを飲むか少し迷ったが、
結局コーヒーを飲むことにした。
朝の五時にウイスキーを飲むことが
ひどく間違っていることに思えたのだ。
煙草に火をつけ、今日の発表のことを考えた。
それは僕にとって三回目の試験であり、そして
最後の試験だった。
始めから三回でやめると決めていたのだ。
「最後の審判」
そう呟き、神のような威厳をもった法務省の役人が、
選ばれた受験生達を天国へ連れて行き、他の受験生を
地獄へ落とすところを想像した。
馬鹿げてる。たかが択一じゃないか。




236 :氏名黙秘:2001/06/01(金) 08:20
居間のカレンダーを見て母は僕に向かっていった。
「あら、うふふ。今日は不合格発表の日ね」
一体彼女のこれまでの人生の中で、デリカシーという言葉を教えてくれる人物はいなかったのであろうか。

237 :PINBOT:2001/06/01(金) 16:18
様々な想いが僕の頭に脈絡もなく浮かんでは消えていった。
様々な人の姿がビニールを被った合格発表の掲示板の上に
浮かんでは消えた。
掲示板は夢を映し出す二重の鏡のように僕の心を映し、
そして夕日を照り返していた。
あなたのせいじゃない、と彼女は言った。そして何度も首を振った。
あなたは悪くなんかないのよ、精いっぱいやったじゃない。
違う、と僕は言う。知識問題、S59-5、マーク。
違うんだ。僕は何ひとつ出来なかった。指一本動かせなかった。
でもやろうと思えばできたんだ。
人にできることはとても限られたことなのよ、と彼女は言う。
そうかもしれない、と僕は言う、でも何ひとつ終わっちゃいない、
いつまでもきっと同じなんだ。
刑法目くらまし問題、ひっかけ、ミス、
並べ換え、肢チェック、マーク......ミス。39点、
終わったのよ、何もかも、と彼女は言う。

238 :PINBOT:2001/06/01(金) 16:44
たぶん僕は時代遅れなのだろう。でも僕は夜中の大学研究室で
ひとりこつこつと択一問題を解きつづけていた事を今でも
とても懐かしく覚えている。
今は残念ながら、どの問題集を見てもああいう問題はない。
たまに新しい択一問題集に挑戦してみるけど、あれは
僕にはあまりにも動きが忙しすぎる。
マークするまでひと息いれたり、深呼吸をしたりという余裕が
まったくない。
おい、たかが試験じゃないか、といつも僕は思う。
どうしてそんなに忙しくあっち見たりこっち見たりしなくちゃ
ならないんだよ?
どうしていちいちそんな複雑に作らなくちゃならないんだよ?
 僕は試験をやめてサラリーマンになったとき、
その「司法試験 短答過去問詳解」を実家に持って帰って置いた。
実家には小さな納戸があったので、そこに過去問を置いて、
仕事に疲れるとときどき納戸に入ってぼうっと眺めていた。
でも不思議なことに、あの研究室で択一の鬼だった時のような
気迫は二度と戻ってはこなかった。
どうしてかは僕にはわからない。
でも何かが違っていた。そう、空気が違うのだ。
どうしてだろう?自分という人間の種類が微妙に変化したのだ、
たぶん。

239 :PINBOT:2001/06/01(金) 17:01
 たぶん。
 結局次の引っ越しの時に本の類は処分してしまった。
熊の置物と司法試験関係の書籍は引っ越しに適した家財ではない。
何しろ重かったし、場所もとった。
 本が引き取られて行く光景はどことなく物哀しいものだった。
日向にだしてみると、それはうす汚くて、見るからに時代遅れな
代物だった。まるで歳をとって毛まにが悪くなった馬のようだった。
30分がかりでやっとのことそれを小型トラックの荷台に
かつぎあげた。
まったくどうしてこんなに重いんだろうな、と僕は不思議に思った。
それは本当に僕自身の、あるいは僕の知らないだれかの過去の影
のようにずっしりと重かった。
そしてそれを最後に家から司法試験関係の書籍は消えてしまった。

240 :PINBOT:2001/06/01(金) 17:13
 司法試験を受験することは、ある種の重みを背負い込むことだ
と僕は考えている。個人的に、経験的に、そう思う。
司法試験を受験するのは一般の資格試験を受験するのとは
全然違うことなのだ。
それは不思議に受験者の生き方や日々の思いのようなものまでをも
吸い込んで、ますます重くなっていくのだ。
それがあの馬鹿っ広くて馬鹿難しい恐竜的試験の習性なのだ。
でもある種の人間はそういうものにある時期(たぶん)
どうしようもなく引きつけられるのだ。
個人的に、経験的に、僕はそう思う。

241 :択一落ちの女:2001/06/01(金) 17:31
ここ読んでて涙がでたよ。

242 :氏名黙秘:2001/06/02(土) 01:15
法務省…

243 :氏名黙秘:2001/06/02(土) 01:34
「おい、たかが行政書士試験じゃないか。」
行政書士試験合格証を見ながら僕はそう思った。
試験時間はたったの二時間半だし、合格したところで修習生になれるわけでもない。
僕は、行政書士試験に3年も費やしてしまったことの意義をどうしても見つけることが出来なかった。
あきらかに馬鹿げている。

「あなたって、結構馬鹿ね。そんなの司法試験へのステップアップって考えればいいじゃない。」
緑がまるでLECの出来の悪い宣伝文句のようなことを言った。

「結局のところ、ダブルライセンスを目指すことから何かを得られる者は、LECしかいない。」
それが、僕がLカードを持ち歩きはじめて1082日目に到達した結論だった。

244 :氏名黙秘:2001/06/02(土) 01:48
237-240秀逸。

245 :氏名黙秘:2001/06/02(土) 03:39
非常に、完全に、死んでいるのだ。

246 :PIN・BOT:2001/06/02(土) 03:56
>>237 1973年のピンボールより
>>238-240 「ピンボールグラフィティ」の書き下しエッセイより

247 :氏名黙秘:2001/06/02(土) 10:49
面白い!あげっ!!!

248 :氏名黙秘:2001/06/02(土) 13:13
240条は故意のある場合も含むのか。それが僕の疑問だった。僕はその疑問について思うことを彼女にぶつけてみることにした。
「いつも思うんだが、刑法240条は、強盗の機会に殺傷が行われることが類型的に多いから、あえて政策的に重く罰しようとしたものだと思わないかい? しかも、240条は結果的加重犯によくある『よって』という言い方をしていない。ということは、240条は故意ある場合も含んでいると考えるのが妥当だよ」と僕は言った。
彼女はゆっくりほほえんで、「じゃあ、故意ある場合は含む。そしてその殺傷は強盗の機会に行われればいいのね」と言った。
「そうとも。だから甲は強盗殺人一罪。住居侵入と牽連犯だね」と僕は言って、テーブルの上のバドワイザーを飲み干した。

249 :氏名黙秘:2001/06/02(土) 13:19
尾も白い

250 :氏名黙秘:2001/06/02(土) 21:47
「択一に受かるなんてなんだか馬鹿みたいだわ」と直子が言った。
「私、論文受ける準備なんて全然できてないのよ。変な気分。
なんだかうしろから無理に押し出されちゃったみたいね」
「僕のほうはまだ十三ヶ月あるからゆっくり準備するよ」
と僕は言って笑った。

251 :氏名黙秘:2001/06/02(土) 22:26
>>250
nannka samui

252 :氏名黙秘:2001/06/02(土) 22:26
>>250
nannka samui

253 :氏名黙秘:2001/06/02(土) 22:27
ははは、本読んでから聞けよ、うざ吉!
これで択一落ちか・・・

254 :氏名黙秘:2001/06/03(日) 00:53
だんだんここのストーリーも論文論点的なものが増えてきたね。

255 :氏名黙秘:2001/06/03(日) 10:21
取締役という生き物は、いつも悪いことをするのではないかと
疑われながら生きている。しかし僕はこの性悪説のかたまりの
ような生き物が恋しくてたまらなかった。会社のために業務執
行しているはずなのに、解任動議を出されたり、代表訴訟を打
たれたりしている。報酬さえも自分で決めることができない生
き物なのだ。退職慰労金をもらうのも気が引ける。僕は取締役
になりたい。できれば代表取締役になって悪行の限りをつくし
たい。経営判断の原則でもカヴァーできないほどの任務懈怠。
善管注意義務なんてくそくらえだ。僕は会社本人のためだけで
なく、自分のためにもする意図をもっているのだ。法人が社会
的に実在するものであったとしても、僕の行為には二面性があ
る。僕の行為は会社の行為であるけれども自分の行為でもある
のだ。

256 :氏名黙秘:2001/06/03(日) 11:13
面白いからあげ

257 :age:2001/06/03(日) 14:33
http://www.kinet.or.jp/kamiyabe/pictures/age.jpg

258 :氏名黙秘:2001/06/05(火) 01:38
株式と社債とは似て非なるものだ。昔から言われている。
株式は会社の所有権が細分化されたもの。社債は会社が
おおやけに起債した債権。それぞれ役割というものがあり、
それぞれ性格がちがい、それぞれに独特の味をもっていた。
最近では社債が株式に似てきているとか、株式が社債に似て
きているとかいわれているが、そんなことはどうでもよかった。
僕にとっては株式と社債は別のものだった。株主総会と社債権
者集会では雲泥の差があった。それが何によるものかはわから
ない。ただ僕には社債は肌にあわない。それだけは確かだった。

259 :氏名黙秘:2001/06/05(火) 01:45
社債が肌に合わないとか言う表現が文学的なんだなぁ
答案じゃ絶対かかねぇや(ワラ


260 :ブブカ:2001/06/07(木) 06:28
奥■恵age

261 ::2001/06/07(木) 16:01
やれやれ。

262 :氏名黙秘:2001/06/08(金) 05:12
春樹なんか読んでると馬鹿になりますよ。

263 :氏名黙秘:2001/06/08(金) 09:53
「東大と京大」
「結果無価値と行為無価値」
「無因論と有因論」

「伊藤真と加藤晋介」

264 :氏名黙秘:2001/06/08(金) 16:50
ガンバレage

265 :氏名黙秘:2001/06/08(金) 20:10
見知らぬ学説の話を聞くのが病的に好きだった。
一時期、十年も昔のことだが、手当たり次第にまわりの学者を訪問しては違法性の意識の問題や別件逮捕と余罪取調べの問題を聞いてまわったことがある。些末な学説を進んで聞くというタイプの学生が極端に不足していた時代であったらしく、誰も彼もが親切にそして熱心に語ってくれた。見ず知らずの学者が何処かで僕の噂を聞きつけ、わざわざ話にやって来たりもした。


266 :氏名黙秘:2001/06/08(金) 20:18
僕がアパートに帰ると双子は缶詰のオイルサーディンのような
形に並んでベッドにもぐりこんだままクスクス笑い合っていた。
「おかえりなさい。」と片方が言った。
「どこに行ってたの?」
「予備校さ。」と僕は言って鞄を投げ、双子の間にもぐりこんで目を閉じた。ひどく眠かった。
「どこの予備校?」
「何の講義?」
「辰巳さ。カトシンの早まくりを聞いた。」
「どんな講師?」
「講師は好き?」
「白くて大きな講師だったな。でもカトシンじたいはそれほど好きなわけでもないんだ。」
僕が煙草に火を点けて吸い終るまでの間、二人は黙っていた。
「悲しいの?」と片方が訊ねた。
僕は黙って肯いた。
「お眠りなさい。」と片方が言った。
そして僕は眠った。

267 :氏名黙秘:2001/06/08(金) 20:35
僕たちは三人で口述ゼミを組んだり、論点ブロックを整理したり、
論文用の最適のペンを探して文房具店を探し回ったりして毎日を
送っていた。メイン・アトラクションは答練の検討会で、僕は毎日
一時間かけて二人に答案の批評をした。二人は驚くほど何も知らな
かった。マコツが政治的に偏っていることを納得させるのに三日
かかり、違法性阻却と責任阻却の違いを説明するのにあと四日
かかった。
「あなたはどちらの説をとるの?」と208が訊ねた。
「どちら?」
「つまり、結果無価値と行為無価値よ。」と209。
「さあね、どうかな? わかんないね。」
「どうして?」と208。
「僕は書きやすい学説をそのつど適当に選ぶからさ。」
二人とも僕の説明には納得しなかった。僕だって納得できなかった。
「考え方が違うから対立するんでしょ?」と208が追求した。
「そうとも言える。」
「二つの対立する考え方があるってわけね?」と208。
「そうだ。でもね、学界には百二十ぐらいの対立する論点があるんだ。
 いや、もっと沢山かもしれない。」
「ほとんど誰とも友達になんかなれないってこと?」と209。
「多分ね。」と僕。「殆ど誰とも友達になんかなれない。東大の
 刑事法学者を見てごらんよ。」

268 ::2001/06/08(金) 21:58
うまい!

269 :氏名黙秘:2001/06/09(土) 01:24
気がつくと、そこは「歌で覚える民法条文」の会場だった。
僕は歌なんか好きじゃない、とても40分以上はもたない。
痩せた白髪交じりの男が壇上に立って、すすり泣くような声を上げた。
彼は、勇気と骨について歌った。「囲繞地」という言葉を読むとき、彼は興奮のあまり、涙を流しそうになるのだった。
僕は退屈をかみころしながら「45点」と心のなかでつぶやいた。

270 :氏名黙秘:2001/06/09(土) 01:33
>>267
おもしれー。
>「ほとんど誰とも友達になんかなれないってこと?」と209
こことか、ゾクゾクと来たぞ。


271 :氏名黙秘:2001/06/11(月) 14:26
100落ち age

272 :氏名黙秘:2001/06/11(月) 19:16
「あなたは二十歳のころ何をしてたの?」
「司法試験に夢中だったよ。」一九九六年、我らが年。
「彼女とはどうなったの?」
「別れたね。」
「幸せだった?」
「遠くから見れば、」と僕は判例六法をながめながら言った。「大抵のものは奇麗に見える。」
僕たちが予習を終えるころ、教室は少しずつ受講生で埋まり始め、ペンやシャープペンシルや椅子のきしむ音が賑やかになっていった。僕はプロビデンスを、彼女はシケタイと論点集を取り出した。
「今はどうなの? 恋人はいるの?」彼女が訊ねた。
僕はしばらく考えてから心の恋人マコツを除外することにした。「いや、」と僕は言った。
「寂しくないの?」
「慣れたのさ。訓練でね。」
「どんな訓練?」
僕は机の上のコーヒー缶を手にとり、残りを一気に飲み干した。
「みなさんこんにちは。LEC専任講師の高野です。」


273 :氏名黙秘 :2001/06/12(火) 13:16
>>238-240
感動age

274 :氏名黙秘:2001/06/13(水) 02:16
>>232
失格

275 :氏名黙秘:2001/06/13(水) 02:18
>>232
失格。会話がらしくないです。

276 :氏名黙秘:2001/06/13(水) 02:27
232?

277 :氏名黙秘:2001/06/13(水) 02:30
ごめん272

278 :氏名黙秘:2001/06/17(日) 12:04
age

279 :氏名黙秘:2001/06/20(水) 03:39
 

280 :氏名黙秘:2001/06/20(水) 04:22
やがて、いつものように朝がきて、僕はコーヒーとトーストの
軽い朝食をとると、髭を剃り予備校に行く準備をした。
やれやれ、また答練か。
僕にとって、直前答練は苦痛以外の何物でもなかった。
今までろくに答案を書いていないし、商法以下の科目に
ついてはほとんど勉強していないからだ。
択一試験に通ってしまったので無意識的に申し込んでしまったが
第1回目を受け始めたときから、僕はとても後悔していた。
周りの人々が答案を書くサラサラカリカリという音、
僕の前にある白紙の答案用紙、真新しい司法試験用六法、
そして過ぎ行く時間。
そういった全てに、僕はうまく馴染めなかった。
たまに答案を書いたとしても、それはおそろしく不細工な代物だった。
僕は、その答案を無表情に回収する予備校の職員を憎んだ。
そして、それを目にした添削者がひどく混乱することを想像して
絶望的な気持ちになった。

281 :氏名黙秘:2001/06/20(水) 04:46
白紙で答案を出した日は良いことがある。
添削者に辛辣な言葉を吐かれないですむ。

やれやれ。

282 :氏名黙秘:2001/06/24(日) 18:21
「そろそろageてもいいかな。あるいはこのまま過去ログの底に
放置しておくべきかな。」
「いいわよ」と島本さんは言った。「ageるのは私も好きよ」

283 :くるり:2001/06/30(土) 23:22
逸作。

今日はいっぱい何かをしたような一日であり、
まるで何もしなかったような一日である。

284 :氏名黙秘:2001/07/02(月) 19:30
最高のスレだとおもいます。
あげておきます。
特に、1さんが書いた、
>>89に励まされて、択一のとき、最後の5分に、思い出して解きました。
遅くなったけど、1さん、ありがとう!
新作期待!!

285 :氏名黙秘:2001/07/03(火) 15:06
あげとこ

286 :初学者:2001/07/03(火) 16:44
新作キボンヌ。

287 :氏名黙秘:2001/07/03(火) 21:33
ダメスレ。

288 :氏名黙秘:2001/07/03(火) 21:36
オレ流

289 :氏名黙秘:2001/07/03(火) 22:22
これまで30個くらい作品を書いてきた者です。
論文終わったらまた作りますから、dat落ちしないようにたまにageてください。
他の人も新作書いてよ。
さすがにノルウェイは出尽くした感があるけど、「...ピンボール」「世界の終わりと...」あたりにはネタがごろごろ落ちています。

290 :氏名黙秘:2001/07/03(火) 23:05
おお、>>289さんマンセー!
新作期待してます。とりあえず論文がんばって

291 :氏名黙秘:2001/07/04(水) 01:13
お、おもしろすぎる!!

292 :289:2001/07/04(水) 01:34
見直したら30個どころじゃなかった・・・
択一前日にも書いてたので(w

>>290
ありがとう。しかし君の期待に応えられるかどうかはわからない。
僕は論文という巨大な魔物に食われて死んでしまうかもしれない。
やれやれ。

293 :Tamago:2001/07/04(水) 16:44
新作、期待してますう!!!

294 :氏名黙秘:2001/07/04(水) 18:05
「つまりこのスレはしばらくはsageたままでいたほうがいいということですか」
「そのとおり」と彼は言った。「sageてこそ、浮かぶ瀬もあれ、ノモンハン」

295 :289を応援する勝手連結成準備委員会:2001/07/04(水) 19:29
>>289
おお〜有難い!!論文後に新作をお待ちしてます。受かって修習行っても書いてください。落ちても書いてください。どのスレの作者の方か解りませんが、宜しくお願いします。

296 :289:2001/07/04(水) 20:17
見直してみると、自作の主なものは

>>27
>>46-48
>>51
>>59
>>61
>>72
>>99-101
>>104
>>115
>>117
>>122-124
>>140-141
>>143
>>155
>>158

あたりか。自分がどれ書いたか忘れてしまったが。

ちなみに議員板のほうでも書いてた・・・<あほ

297 :氏名黙秘:2001/07/04(水) 22:33


             ∩
                 | |
                 | |
        ∧_∧   | |   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       ( ´Д`)//  < 先生!>>59 >>61は僕なんですけど
     /|| ∀ || /     \_____________
     // | ̄・ ̄/
  __| | .|  ・  |
  \   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
  ||\             \
  ||\|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄
  ||  || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| Ψ
     .||              || □

298 :289:2001/07/04(水) 23:40
そうだっけか?
>>59は自信ないけど>>61は俺のような気がする。なにしろ渥美東洋ファンクラブのスレを立てたの俺だから、かなり悩んで渥美東洋ネタを作った記憶があるから。
他はあんまり正確に覚えてません。

って、こんなに一日何回も覗いてるとけっこう暇があるように見えてしまうな俺。

299 :氏名黙秘:2001/07/05(木) 00:11
「ずいぶん久し振りだね」と彼はマスクの奥から僕を見ながら言っ
た。「でもかわらないね。少しやせたかな?」
「そうだね。少しやせたかもいしれない」と僕は言った。
「それで、外の世界の様子はどうだね?何か変わったことは怒って
いないのかな?ここにいると何が起こっているのかわからないもん
でね」と彼は言った。
僕は脚を組んで首を振った。「相変わらずだよ。たいしたことは
起こっていないよ。世の中が少しずつ複雑になっていくだけだ。
そして物事の進むスピードもだんだん速くなっている。でもあと
はだいたい同じだよ。特に変わったことはない」
ベテ君は肯いた。「じゃあ、まだ次の戦争は始まっていないんだ
ね?」

300 :氏名黙秘:2001/07/05(木) 00:59
>>289
あなた料理板にもいませんか?
http://piza.2ch.net/test/read.cgi?bbs=cook&key=994095409

301 :氏名黙秘:2001/07/05(木) 01:13
あげ

302 :氏名黙秘:2001/07/06(金) 18:27
age

303 :こっちもレスするように:2001/07/07(土) 12:40
http://yasai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=stock&key=986086298
http://piza.2ch.net/test/read.cgi?bbs=cook&key=994095409

304 :氏名黙秘:2001/07/08(日) 00:35
やれやれ。

305 :289を応援する勝手連結成準備委員会:2001/07/08(日) 01:13
>>296
新作を期待しといてなんですが、そんなに数多くの作品を発表なさっていたとは・・司試という難関試験を受験しながら、それだけの創作意欲と時間と余裕がお
ありになるとは、脱帽ものです。それほどの方の提供された作品を、今まで楽しんでいた小生は本当に幸せ者であります。
しかし試験のほうは本当に大丈夫ですか??と心配してしまう小心な小生なのである。

306 :氏名黙秘:2001/07/09(月) 01:25
「ということは」と僕はおそるおそる切り出してみた。
「289さんが論文試験を終えるまでに、このスレは消え去ってしまうのでしょうか」
「それは、わたしにも分からないのです」と加納マルタは言った。
「正確に言えば、彼らは、このような場所に出入りをするべきではないのです」
「それでも、待っている人たちがいる」と僕は言った。

307 :氏名黙秘:2001/07/09(月) 01:40
>>289
東洋たんファンクラブ復活きぼーん!

308 :氏名黙秘:2001/07/09(月) 04:21
丸善で偶然大学時代の友人とあった。
「ずいぶん久し振りだね。何をしていますか?」と
僕は彼に話しかけた。
「司法試験を受け続けていて・・」と彼はぼそっと言った。
「司法試験受かるといいね」と僕は言った。
彼は、天真爛漫な笑みで顔をほころばせて、「うん。ありがとう」
と言った。 都銀に勤め人並み以上の収入を得て今もスーツを着て
いるいる僕を世間はりっぱな大人とみなし、大学の頃と変わらず
質素な身なりしかできない友人を世間は根無し草と軽んじるはずだ。
しかし僕は世間の考えとはまったく異なり、友人をうらやましく
感じていた。希望を叶えたいと努力し続けることをあきらめたこと
を淋しさとともに思い出していた。
 大学を卒業してからのことなど話しながら、地下鉄の駅まで
来て別れた。地下鉄の吊り輪にぶらさがりながら、
「試験がんばれよ。僕のようにくじけるんじゃないぞ」と心の
中で友人にエールを送った。

309 :氏名黙秘:2001/07/09(月) 04:23
>>308

村上作品そんなのないでしょ。

310 :氏名黙秘:2001/07/09(月) 04:28
どのように?文体がちがうということですか?

311 :氏名黙秘:2001/07/09(月) 22:20
>>310
「少し違うかもしれない」と僕は言った。

312 :氏名黙秘:2001/07/10(火) 01:04
実際のところ、二週間でできることなどほとんど何もないのだ。
これが、現時点で僕が出した結論だった。
僕はこの考えに満足し、テレビをつけ、テニスの試合を眺めた。

313 :村上春樹:2001/07/10(火) 09:54
>>310
村上春樹です。僕は天真爛漫な笑みなんてドキュソな表現は使いません。

314 :氏名黙秘:2001/07/11(水) 01:19
>>313
じゃどんな表現をつかうんだ?

315 :氏名黙秘:2001/07/11(水) 04:57
さて、僕はそろそろ体勢を立て直さなくてはならない。
周囲の人間が就職し、結婚をする中、どこにも行けなか
った僕はどこへ行けばいいのだろう。

ユミヨシさん、僕は君が思うほど立派な人間じゃないんだ。
君たちが身を切って社会に適合していった間、ただ問題を
解いていただけの人間なんだ。そんな人間がいまさらどう
やってやり直せばいいのだろう。

僕は、ありがとう、と呟いて、悲しくなんかないさ、と
言った。

316 :氏名黙秘:2001/07/11(水) 15:56
ユミヨシさん・・・・・・・・・・

317 :氏名黙秘:2001/07/11(水) 16:04
>>314
「にっこりと、とでも言うのではないかな」と僕は言った。

318 :氏名黙秘:2001/07/11(水) 18:01
>>315
僕は僕なりに身を切っている、と僕は思った。
たしかに、社会に適合するのはつらいかもしれない。けれど、社会に適合すれば皆が認めてくれる。
でも、僕を認めてくれる人はどこにもいない。深海にへばりついたナマコだって認めてくれない。
友達が海や山に青春を謳歌する中で、あなたはいつも松脂とワセリンのにおいのするジムの中で減量と戦って・・・と言ってたのは、誰だっただろう?忘れた。昔読んだ古い漫画の中の台詞だ。あれは・・・あしたのジョーだったかな。かび臭い図書館の中にこもっている僕も、矢吹丈と似たようなものだ。
ひたすら続く孤独。
でも、と僕は思った、彼には丹下段平がいたじゃないか。僕には白木葉子どころか、段平のおっちゃんさえいないのだ。
やれやれ、と僕は思った。僕には、白木葉子も段平のおっちゃんも誰もいない。

319 :スペルマン:2001/07/11(水) 18:03
http://www.interq.or.jp/yellow/shinya/okuti.htm

320 :氏名黙秘:2001/07/11(水) 18:12
気を取り直して、机に戻り、基本書を広げると、5年前に大好きな女の子と一緒にやっていた口述対策ゼミのときの書き込みが目に入ってきた。
あれからもう5年もたってしまったのだ。彼女はその年に合格し、僕は残された。彼女はもう一児の母だ。僕は相変わらずこんな場所で、と思ったら、急に涙があふれてきた。
近所のカラオケバーから、身空ひばりの人生一路が聞こえてきた。

泣くな 迷うな 苦しみぬいて 人は望みを 果たすのさ

演歌の涙腺が緩むなんて、僕ももうただのオヤジだ。

321 :氏名黙秘:2001/07/11(水) 19:44
>>320
哀切がただよう文章です。
実話でないことを祈る。

322 :氏名黙秘:2001/07/13(金) 00:47
「どうしてもageなければならない」と僕は言った。

323 :氏名黙秘:2001/07/13(金) 22:19
あげ

324 :氏名黙秘:2001/07/14(土) 00:34
ここしょぼい
村上春樹はもっと良い文章を書く
司法試験にすら受からないような厨房はオナニーでもしてな

325 :氏名黙秘:2001/07/14(土) 00:53
>>324
お前、恐ろしくヴァカだな。春樹がもっと良い文章を書くのは当たり前だろ。春樹と同じレベルの文章書ければ小説家になってるっての。
信じられないくらいのヴァカ。

326 :氏名黙秘:2001/07/14(土) 01:09
>>325
こういうあからさまな煽りにのるあなたも人のこといえません。

327 :氏名黙秘:2001/07/14(土) 01:26
ろくな文章もかけないなら、こんなスレ終了してしまえ

328 :氏名黙秘:2001/07/14(土) 01:31
 ー┼一   、 ,          ヽ ┼ 1     |
, ―┼ 、ヽ ー―一 ー┼┐\″ヽ  工 |   ー┼―
ヽ/ ノ   月 l |   ノ 、|    、/  貝 し   / ⌒
                               ヽ
ー―7  1  /Τヽ  圭   ノ  ー┼一  \/ ー|⌒,
  人  |  , |  / |  目 イ 土  /´l/  /   /| (
/  ヽ レ ヽ/  /  八        ∠'_ (__  |  ヽ
                、、、, ,、,
               /二二二\
                /_____ヽ
    _          /_______ヽ
 / ̄  \      /___/____|
 |     \ \    | <●>ハ<●>|
| ,     \ \  |二二二二二二二 |
 \ ' ,   /\ ⌒ |/WWWWWWヽ|
\ \  /   /\  \MMMMMM/ヽ__
  \  \ /  /\   \_’___/ /    ヽー、
 \ \   \ / /  ̄\ ・  ◆,_l⌒l⌒l⌒l | , , )
\ \    |\/   \  ヽ・’/ ̄ ̄| _ | _ | _ |⌒l一
    \ \ | | \  ノ\ ヾ.,’◆∨ ∨ ∨|_ |
         | \_ノ   |`◆;・       |∨
         |    ・ (●λ'◆   ( ) | |
           ◆ ,    |’|,|´゚ _  `  | |゙
              ’ ||゚。|・ ) ヽ`   | |゙
                 ◆|゚ | |。◆⌒´   | |
                   |_._._._._._|_|

329 :氏名黙秘:2001/07/14(土) 22:08
あげ

330 :289:2001/07/15(日) 03:07
やれやれ。

331 :氏名黙秘:2001/07/15(日) 12:17
いや、このスレ良いよ。
ところどころ作家としてもやってけそうな文章力を持ってる人もいるし。

332 :氏名黙秘:2001/07/16(月) 02:13
なまじの作家志望者より、文章上手いよ。

333 :初学者:2001/07/16(月) 03:04
その文章力が論文で発揮されるんですね!(・▽・)
すごいや〜見習わなければ!

334 :氏名黙秘:2001/07/20(金) 01:57
たまにあげますね。

335 :氏名黙秘:2001/07/22(日) 00:09
どっこいしょっと。

336 :氏名黙秘:2001/07/22(日) 00:31
村上・・・・・
直樹

337 :氏名黙秘:2001/07/22(日) 00:32
>332、333
おれもそう思った。
でも、なんか恥ずかしいからかかんかった。
やっぱ他の人もそう思ってたんか。

338 :氏名黙秘:2001/07/22(日) 04:03
( ´D`) <「そろそろしんさくをよみたいのれす」
       とののは言った。

339 :氏名黙秘:2001/07/22(日) 04:45
       彡川川川三三三ミ〜
      川|川 / 臭 \|〜
      川川  ◎---◎|〜 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      川川     3  ヽ〜< この俺が笹田井上様だー!村上春樹は嫌い!
      川川  ∴) A(∴)〜  \____________
      川川     U  /〜     ___
    _;川川     ダッラ〜   .    |  |   |\_
  /  川川   __/        . |  |   | |  |\
 /    /     | |              |  |   | |  |::::|
(    (   ◎  / \_          .|  |   | |  |::::|
 \   \   /\    ̄ ̄\     |  |   | |  |::::|
  /:\   \  ドピュ ̄\っ))))〜〜|  |   | |  |::::|
 /:::  \    つ___  | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
 |:::    \   (__3。 ;。 ̄ ̄| ________ |
 |::::     \__/          .| |            . |.|
 \:::    (;;; );; )          | |         .  |.|
   \      \\       .| |           。|.|
    \      ) )      . | |             |.|
     /     / /        | | \(^O^)/   |.|
    /     / /         |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/4076/kai/kai7.html
http://members.tripod.com/~hakaba/log5.html
http://souchan2.tripod.com/

340 :289:2001/07/23(月) 01:19
 僕は刑法の答案を出してしまうと試験官がまだしゃべっているあいだに
試験室を抜けて、二百メートルほど離れた植え込みのそばに腰をおろした。
近くのパン屋で卵のサンドイッチとオレンジジュースを買っておいたので、
昼飯にそれを食べた。ぬるくなったオレンジジュースは少し酸味が強くて、
喉の表面を切なくさせた。周りでは受験生が不作為の幇助だとか、罪数処理
だとかを話していたので、僕は暇つぶしにそれを聞いていた。空は抜ける
ように青くて高く、見上げると建物のガラスに暴力的な日光が反射していた。
僕の目の前でベテが分厚いファイルを落としたので拾ってやると、ベテは
ありがとうございますとどもりながら言った。大方のベテがそうであるように
それは付箋とマーカーだらけのファイルだった。

341 :289:2001/07/23(月) 01:28
 昼飯を食べ終わると僕はきのうもらったLECの冊子をながめ、
それに集中できなくなると空を見上げて甲のことを思った。そして
あのとき甲は本当にAのことを殺そうとして殺したのだろうかと
考えてみた。でももちろん彼が本当はAのことをどう思っていたか
ということは僕には知りようがなかった。たぶん彼は最初からAを
殺してもいいと思っていたのだろう。いずれにせよ答案はもう提出
してしまったし、本当はどうだったのか考えなおしようもなくなって
しまった。おそらく乙は部屋のすみで小さく縮んでいたのだろうと
僕は想像した。そして幇助犯で処罰されてしまったのだ。彼女があと
に残したものといえば、あまりにも軽薄なあまりにも即物的な甲との
愛とひ一つの――受験生には迷惑千万な――判例だけだった。それは
いったいどのような人生だったんだろう、と僕は思った。彼女は代用
監獄の中で、切り裂かれて混濁した頭を抱え、いったいどんな思いで
この試験を見ているのだろう?

342 :289:2001/07/23(月) 01:31
愛と、一つの――受験生には迷惑千万な――判例だけだった。それは
いったいどのような人生だったんだろう、と僕は思った。彼女は代用
監獄の中で、切り裂かれて混濁した頭を抱え、いったいどんな思いで
この試験を見ているのだろう?

343 :289:2001/07/23(月) 01:36
七時半になると僕は解答速報を投げ捨てて外に出て簡単な夕食を食べた。
そしてこの先こんな日曜日をいったい何十回くりかえすことになるの
だろうとふと思った。「静かで平和でマコツな日曜日」と僕は口に出して
言ってみた。日曜日には僕はねじを巻かないのだ。

344 :氏名黙秘:2001/07/24(火) 02:12
論文終了後復活age!

345 :氏名黙秘:2001/07/24(火) 15:35
 今、僕は書こうと思う。
 もちろん、論点は何ひとつ見つかっていないし、書き終えた時点でも
あるいは事態は全く同じということになるかもしれない。結局のところ、
答案を書くということは合格の手段ではなく、口述へのささやかな試み
にしか過ぎないからだ。
 しかし、正確に書くことはひどくむずかしい。僕が正確に書こうと
すればするほど、合格答案は闇の奥深くへと沈みこんでいく。
 弁解するつもりはない。少なくともここに書かれていることは現在の
僕におけるベストだ。つけ加えることは何もない。それでも僕はこんな
風にも考えている。うまくいけばずっと先に、何年か何十年か先に、
バッチをつけて法廷に立つ自分を発見することができるかもしれない、と。
そしてその時、象は平原に還り僕はより美しい言葉で甲の罪責を語り
始めるだろう。
 「試験終了です。ただちに筆記具を置いて、答案への記入をやめてください」
 神経質そうな試験官がそう言ったとき、僕のまわりで象が目覚めた。長い
夏の二日間。僕はリノリウムのゆかをじっと見つめて、ひとつ深い息をした。

346 :氏名黙秘:2001/07/24(火) 15:47
「何故刑訴が嫌いだと思う?」
 その夜、鼠男はそう続けた。そこまで話が進んだのは初めてだった。
 わからない、といった風に僕は首を振った。
「要するにね、刑訴なんて机上の空論だからさ。違法収集証拠が排除
できるといっても、それを主張するときには有罪を認めているような
ものだからね。」
 要するにフゴフゴ、というのが鼠男の口癖だった。
「そう?」
「うん。学者は実務感覚がない。実務を知ってるフリをしてるだけさ。
……何故だと思う?」
「さあね?」
「必要がないからさ。もちろん相当やばいことをやればパクられる
けどね、大学教授であれば、ことに国立大学の教授であれば、公安も
しつこく調査することができない。大学の自治というやつさ。大学っ
てのは治外法権なんだよ。でもね、ポポロ事件の場合はちょっと違う。
やりすぎたらやられる。そうだろ?」
 鼠男はしゃべりたいことだけをしゃべってしまうと、マイクを持って
つまらなそうに咳ばらいをした。

347 :氏名黙秘:2001/07/24(火) 15:58
「シケタイのいいところはね、全部小便になって出ちまうことだね。
ワン・アウト一塁ダブル・プレー、何も残りゃしない。」
 鼠男はそう言って、僕が食べつづけるのを眺めた。
「なぜ芦部ばかり読む?」
 僕は鯵の最後の一切をビールと一緒に飲みこんでから皿を片付け、
傍らに置いた読みかけの「宗教・人権・憲法学」を手にとって
パラパラとページを繰った。
「芦部がもう死んじまった人間だからさ。」
「生きてる学者の本は読まない?」
「生きてる学者になんてなんの価値もないよ。」
「何故?」
「死んだ人間に対しては大抵のことが許せそうな気がするんだな。
我妻、田中耕、藤木、田宮、そして芦部。」

348 :氏名黙秘:2001/07/24(火) 17:51
新作おもしろいよ!あげ。

349 :氏名黙秘:2001/07/24(火) 18:18
試験が終わるなり創作活動か、やれやれ。

350 :氏名黙秘:2001/07/24(火) 23:53
皆さん、法曹ばかりでなく作家も目指してください!

351 :氏名黙秘:2001/07/25(水) 01:39
やれやれ、悪くない。

352 :氏名黙秘:2001/07/25(水) 01:49
僕が発見したのは里美八犬伝であって里見八犬伝ではないのだ。

353 :氏名黙秘:2001/07/25(水) 03:06
僕は>>225>>235>>280を書いたが、あまり話題にはならなかった。
おそらく、つまらなかったからだろう。
論文試験を終えこの場所に戻った僕は、そう考えると少し悲しくなった。

354 :書きたいけど文章力のないのの:2001/07/25(水) 04:29
( ´D`) <>>353いや、上手れすよ。
       どんどん書いてくださいなのれす。

355 :氏名黙秘:2001/07/25(水) 04:43
>>1-354(0.5秒)

356 :氏名黙秘:2001/07/25(水) 14:52
age

357 :氏名黙秘:2001/07/25(水) 16:07
村上さんに聞いてみたら、30までに一生の仕事をみつけられればいいそうだ。

358 :氏名黙秘:2001/07/26(木) 04:47
40歳を堺に精神の構造が組み替えられる様な気がする
とも言っていた>ハルキさん

359 :氏名黙秘:2001/07/27(金) 12:41
「たまにはageてみることも、悪くない」とナガサワさんは言った。

360 :氏名黙秘:2001/07/27(金) 15:28
昔、高校の同級生で「最高と言う言葉は僕のためにある」とよく言ってた奴がいたんだ。
そいつは構内でも1、2位を争う秀才で、クラブ活動でやっていた剣道においてもインターハイ大会優勝するほどの、
それこそ本当のスーパーマンのような奴だった。
だが、そいつは昨日死んだんだ。
司法試験に失敗してしまったんだ。

361 :氏名黙秘:2001/07/27(金) 15:45
>>360
ぜんぜん春樹っぽくないやん。

362 :代打中根:2001/07/27(金) 22:02
>>7
あんたォもろいな

363 : :2001/07/27(金) 22:03

やべー、烈しく番地外、すれ違い。スマソ・・・

364 :氏名黙秘:2001/07/29(日) 20:52
SUNDAYピープル あげ

365 :_:2001/08/01(水) 12:13
gae

366 :タクシーに乗った吸血鬼@:2001/08/04(土) 07:38
「ねえお客さん」と突然運転手が言った。僕はウォーク問の最初の問題にやっと辿り
ついたところだった。「公務員三浪生って本当にいると思います?」
「コームインサンローセー?」僕は呆然としてバックミラーの中の運転手の顔を眺め
た。運転手もバックミラーの中の僕の顔を眺めていた。
「コームインサンローセーって、あの公務員試験ごときに三回も落ちる・・・?」
「そうです。実在すると思いますか?」
「公務員三浪生的な存在とか、メタファーとしての公務員三浪生とか、就職浪人生と
か、パラサイト・シングルとか、そういうんじゃなくて本当の公務員三浪生?」
「もちろん」と運転手は言ってから五十センチばかり車を前進させた。
「わからないな」と僕は言った。「わからないよ」
「わからないじゃこまるんですよ。信じるか信じないか、どちらかにして下さい
よ。」
「信じない」と僕は言った。
「公務員三浪生の存在は信じないんですね」
「信じない」
 僕はポケットからWセミナー受講生証をひっぱり出して口にくわえ、火をつけない
まま唇の上で転がした。
「司法試験三浪生はどうです?信じます?」
「司法試験三浪生はいるような気がするな」
「気がするじゃなくて、イエスかノーで答えてくれませんか」
「イエス」と仕方なく僕は言った。「信じるよ」
「司法試験三浪生の存在は信じるんですね?」
「イエス」
「しかし公務員三浪生の存在は信じない」
「信じない」

367 :タクシーに乗った吸血鬼A:2001/08/04(土) 07:39
「それでは司法試験三浪生と公務員三浪生の違いとはいったいなんですか?」
「司法試験三浪生とはつまり成川豊彦的存在を軸とした価値転換だな」と僕は口から
でまかせを言った。そういうのはとても得意なのだ。
「ふうん」
「しかし公務員三浪生というのは、成川豊彦的存在に対するアンチ・テーゼだ」
「つまり価値転換は認めるが、アンチ・テーゼは認めない、と」
「白痴を認めると、もうキリがないからさ」
「お客さん、インテリですね」
「ははは、Wセミナーに七年も通ったから」
 運転手は前方に蜿々と続く車の列を眺めながらLEC受講生証を口にくわえてライ
ターで火をつけた。渋東シネタワーの匂いが車内に漂った。
「でもね、本当に公務員三浪生がいたらどうします?」
「参っちゃうだろうね」
「それだけですか?」
「いけないかな?」
「いけないですよ。信念というのはもっと崇高なもんです。やればできる、必ずでき
る。やらねばできない、必ずできない」
 なんだか成川の古い唄みたいだ。

368 :タクシーに乗った吸血鬼B:2001/08/04(土) 07:40
「そういうものかな?」
「そういうものです」
 僕は火のついていないWセミナー受講生証をくわえたままため息をついた。「で、
あなたは公務員三浪生の存在を信じてるの?」
「信じてます」
「どうして?」
「どうしてって、信じてるからですよ」
「実証できる?」
「信念と実証とは無関係です」
「そういえばそうだな」
 僕はあきらめて行政法のウォーク問に戻った。肢1、肢2、肢3・・・
「でも実証できますよ」と運転手が言った。
「本当?」
「本当です」
「どんな風に?」
「だって私が公務員三浪生だから」
 我々はしばらくのあいだ黙り込んだ。

369 :氏名黙秘:2001/08/05(日) 02:13
「この前、最後に本を読んだのは去年の夏だったよ。」鼠がそう言った。「題も作者
も忘れた。何故読んだのかも忘れた。とにかくね、女が書いた小説さ。主人公は有名
大学の既卒で30歳ばかりの女なんだが、なにしろ自分がベテの病に冒されてると信
じこんでるわけさ。」
「どんな病気?」
「忘れたね。鬱かなにかさ。それ以外にベテの病があるかい?・・・それでね、彼女
は海岸の避暑地にやってきて最初から最後まで択一解くんだ。風呂場だとか、林の
中だとか、ベッドの上だとか、海の中だとか実にいろんな場所でさ。」
「海の中?」
「うん、・・・信じられるかい?何故そんなことまで小説に書く?他に書くべきこと
は幾らでもあるだろう?」
「さあね?」

370 :氏名黙秘:2001/08/05(日) 06:17
「さあね?」 ??????
アホ?

371 :氏名黙秘:2001/08/06(月) 01:37
あげておこう。
もう、僕にはこれくらいしか出来ることがないのだ。

372 :氏名黙秘:2001/08/06(月) 02:33
「民法2問目、商法2問目」と彼は言って、自動改札をくぐった。
僕は彼になにも言うことができず、ただ彼のあとを追うだけだった。
突然彼は振り向いて、きっと内田は授業でやったことを出したんだ、
僕が東大に行けなかったばっかりに、中大だったばっかりに、僕は
ベテになって朽ちはてていくんだ、と言って線路に下りた。
僕は彼を止めることができなかった。それは簡単なことだったかも
しれない。だが僕は止めなかった。止めるべきではないと思った。
彼はふたたびこちらを向くことなく、暗いトンネルの向こうをじっと
見て、最後にこうつぶやいた。


   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
  | ⊂⊃  (〇〇) [池袋] | /
  |┏━━┯━━┯━━┓|  プアァァァァァァァァン!
  |┃    |    │   ┃| \
  |┗━━┷━━┷━━┛|
  |──────────|
  |──────────|
  | 〇          〇 |
  |__________|
   │   │[=.=]|   |
   └──ヽ(´Д`;)ノ──┘
     / (   )  エウリピデス...
    /  || |  \
   /   (_(__)    \
  /             \

373 :氏名黙秘:2001/08/09(木) 21:07
もうすこし,もう,少しだけまっててくれ…

374 :氏名黙秘:2001/08/12(日) 23:23


375 :氏名黙秘:2001/08/15(水) 02:55
age

376 :氏名黙秘:2001/08/15(水) 03:00
しかし、司法受験生でこんなとこ来てる奴は永久に合格せんだろうな。

377 :氏名黙秘:2001/08/15(水) 11:15
公務員受験生なら大丈夫だろうか、と僕は思った。

378 :氏名黙秘:2001/08/16(木) 20:34
新作期待あげ

379 :青法協養成魔骨塾:2001/08/16(木) 22:23
あげ

380 :氏名黙秘:2001/08/17(金) 01:10
「ねえ、私が働いている法律事務所の所員って、みんな村上春樹風なのよ」
と突然ベッドの中で緑が言った。
「ちょっと異常だと思わない?」
「例えば」と僕は考えてみた。
「窓口係がお客に向かって『やれやれ』『悪くない』と言ったり?」
「その通りよ。他には、全員が自分で作ったスモークサーモン・サンドウィッチ
とビールを昼食に食べていたり」
「確かに少し変わった職場みたいだな」と僕は笑った。
「弁護士も税理士もみんなこんな調子なんだから」と緑はため息をついた。
「そして17時になると全員がフル・マラソンを始めちゃうの」

381 :氏名黙秘:2001/08/17(金) 02:10
私とっても春樹ファンです。
司法受験のおかげで春樹断ちしてて最近ご無沙汰だけに嬉しかった。

382 :氏名黙秘:2001/08/17(金) 19:16
>>381
「君も新作を作ってみるといいよ」と僕は言った。
「ところで春樹ファンの何%が『またたび浴びたタマ』を買ったのだろうか」

383 :氏名黙秘:2001/08/19(日) 23:55
村上春樹を断つだって?僕にはそんなことは出来るはずがなかった。
なぜなら村上春樹こそが僕そのもののような気がしたからだ。

384 :東野圭吾風司法試験:2001/08/20(月) 00:30
甲が密室で死んだことが問題となる。

385 :氏名黙秘:2001/08/20(月) 00:42
ブルセラ学者宮台真司によると、村上春樹はニヒルなだけだそうだ。

386 :桜井亜美的司法試験:2001/08/20(月) 01:33
乙女が兄である甲男の子を妊娠していることが問題となる。

387 :氏名黙秘:2001/08/21(火) 03:37
「岡先生はどんな作家が好きなんですか」と僕は尋ねてみた。
「成川豊彦、大山健児、金ア浩之」と彼は即座に答えた。
「あまり今日性のある作家とはいえないですね」
「だから読むのさ。マコトと同じ物を読んでいればマコトと同じ考え方しかできなくなる。
 なぁ、知ってるか、ヤマモト?この塾で少しでもまともなのは俺とお前だけだぞ。
 あとはみんな紙屑みたいなもんだ。」
「どうしてそんなことがわかるんですか?」と僕はあきれて質問した。
「俺にはわかるんだよ。おでこにしるしがついてるみたいにちゃんとわかるんだよ、見ただけで。
 それに俺たち二人とも『チョットシタ・シャナイサホー』を読んでる。」

388 :氏名黙秘:2001/08/21(火) 03:44
「うん、悪くない。」
僕は声に出さずにつぶやいてみた。

389 :氏名黙秘:2001/08/21(火) 04:04
「君は今でもミニスカートを着ているんだね」と僕は言った。
「そうよ。私は昔からずっとミニスカートが好きなの。よく覚えているのね」
「君についてなら大抵の事は覚えているよ。アルバイトの削り方から、お気に入りの子を
 幾つ入れるかまでね」
「幾つ入れたかしら?」
「二人」
彼女は少し目を細めるようにして僕の顔を見ていた。
「ねえマコトくん」と寺本さんは言った。
「どうしてあのとき、私はあなたの後をつけたりしたの?八年ばかり前のことだったと思うけれど」

390 :氏名黙秘:2001/08/22(水) 23:22
age

391 :氏名黙秘:2001/08/25(土) 16:16
age

392 :脳梅毒:01/08/26 12:57
あげ

393 :氏名黙秘:01/08/27 04:04 ID:pV2Vl3iI
「駄目ねぇ」と緑は横目で僕を見ながら言った。
「恥ずかしがったりしちゃ駄目よ。すごくいやらしいこと考えていいから。
 そうだ、今度電話で言ってあげるわよ。ああ・・・そこいい・・・すごく感じる
 駄目、私、いっちゃう・・・ああ、そんなことしちゃいやっ・・・とかそういうの。
 それを聞きながらあなたがやるの。」
「塾の電話は玄関わきのラウンジにあってね、みんなそこの前を通って出入りするんだよ」僕は説明した。
「そんなところでマスターベーションしてたら塾長に叩き殺されるね、まず間違いなく」

394 :氏名黙秘:01/08/27 08:11 ID:S0id9NoE
彼女は結局9時過ぎに帰ってきた。
僕はいささかお腹が空きすぎていたし彼女は少し疲れていた。
「ごめんなさい。なかなか起案が片づかなくて…。」
「いいよ。大丈夫。」
実際の話、お腹が空きすぎていること以外とりたてて、
僕は気分を悪くしているわけではなかった。
僕が肉と野菜を炒めている間に
彼女はテーブルの上の郵便物を見ているようだった。
「どうして、こんなテープ買ったのよ。」
振り返ると彼女はセミナーの青いカセットケースを見つめていた。
「よくわからないな。」
実際、僕は間違った買い物をしたとは思えなかった。
「確かに買ったよ。でも僕が司法試験予備校の通信講座を取ることに
ついて君だって反対したことはなかっただろ。」
「私が訊いてるのはどうしてセミナーのこんなテープを買ってきたり
したかってことよ。」
「まだよくわからないな。」僕は我慢強く言った。
「確かにセミナーのテープを買ったよ。デバイスはなかなか良くできてるって
君が言っていたし、自然食品も割引になるってワタヤノボルが言ったんだ。
べつに悪くなんかないじゃないか。」
「悪いわよ。あなたが買ったのは学院長の憲法の講義で
学院長は司法試験なんて受けたことないの。知らなかった?」

395 :名無しさん:01/08/27 10:11 ID:d4N3/mYI
>>394
彼女は修習生なのか!?

396 :名無しさん:01/08/28 23:52 ID:P.gTJzBg
あげ

397 :氏名黙秘:01/08/28 23:58 ID:AceGoE2g
挙げ

398 :名無しさん:01/08/29 15:36 ID:axlR4nOs
ヨーロッパの旅行記みたいなやつ、買ってきた。
新ネタ作っているところ。

399 : :01/08/31 08:14 ID:PcIQVLxc
あげ

400 :氏名黙秘:01/09/03 02:14 ID:RIXov/NM
春樹訳の「心臓を貫かれて」は面白い。
死刑の話だし。

401 :氏名黙秘:01/09/03 03:04 ID:5oj5CN8I
「サス?」と僕は聞き返した。そんなに簡単にはひっかからない。
 彼は唇をちょっと歪めて笑った。
「ああ、そうなんです。あの子、サスっていうんです。名前がわかったんです。
 もちろん本名じゃないですけどね。源氏名ってやつです。やっぱり受験生でした。
 私の勘のとおりです。素人じゃなかったです。一見どうみても素人なんですがね。
 でも素人じゃない。最近は見分けがつきにくいんです。昔はよかった。一目見れば受験生か
 そうじゃないかすぐにわかった。着てる服とか、化粧とか、ヘッドフォンなんかでね。
 最近は駄目です。そんなこととてもしそうにない子が受験するんです。
 金の為とか、あるいは好奇心とか、裁判官になって売春するためとかね。よくないことです。
 それに危険だ。そうでしょう?しょっちゅう知らない受験生と会って、自習室に閉じこもるんです。
 受験生にいろんなやつがいる。変態もいるし、異常者もいる。危険ですよ。
 そう思いませんか?」
 僕は仕方なく肯いた。
「でも若い受験生にはそれがわからない。
 彼女たちは世の中の幸運が全部自分の味方だと思っているんです。まあ仕方ないですけどね。
 それが若いっていうことだから。若い時はなんだって上手く行くみたいに思えるんです。
 そうじゃないってわかったときには、もう遅い。
 その時にはズボンが尻に食い込んでるんです。
 かわいそうにね。」 

402 :氏名黙秘:01/09/03 18:49 ID:8TjcRv2c
ひさしぶりにわらた

403 :氏名黙秘:01/09/06 19:43 ID:lkrPxbTw
エウリピデス

404 :氏名黙秘:01/09/06 20:25 ID:Uly0DoLs
他の作家的司法試験もきぼん。
大江健三郎的司法試験、とか…。

405 :氏名黙秘:01/09/06 20:27 ID:gZ/sOrjQ
大江健三郎だけは勘弁してください。

406 :氏名黙秘:01/09/09 03:45
やれやれ。
名すれあげ。

407 :氏名黙秘:01/09/10 02:28
村上龍的司法試験

408 :氏名黙秘:01/09/10 03:01
このスレ最高

409 :氏名黙秘:01/09/10 19:34
はい、あげ

410 :氏名黙秘:01/09/10 21:17
age

411 :氏名黙秘:01/09/11 00:46
あげー

412 :氏名黙秘:01/09/11 00:49
ロードーロードーロードーロードーロードーロードーロードーロードー

413 :氏名黙秘:01/09/11 06:36
↑『愛と幻想のファシズム』でしたっけ?

414 :氏名黙秘:01/09/12 20:28
>>414
 そう。最高にこわかたーよ。

415 :氏名黙秘:01/09/13 12:40
早稲田の杜で論文が始まる

416 :氏名黙秘:01/09/13 15:36
age

417 :氏名黙秘:01/09/14 20:46
9月は新作が少ないなぁ。
待ってるね。

418 :脳梅毒:01/09/16 23:56
「メチルフェニルアミノプロパン」と直子は言った。
「メチルフェニルアミノプロパンおよびその塩類」

419 :氏名黙秘:01/09/17 00:11
「だけどね、条文には『メチルフエニルアミノプロパン』と
書いてあるの。『フェニル』じゃなくてね。そして、大阪の
検事は律儀に『メチルフエニルアミノプロパン』と起訴状に
書くの。」
「どうしてそんなことをするの?」僕は尋ねた。
「それが法律だからよ。法律に書いていない物を覚せい剤と
して掲げると違法な起訴になるって,信じているからよ。」
「馬鹿馬鹿しいな。」
「ええ,馬鹿馬鹿しいよ。でも,それが法律なのよ。」

420 :氏名黙秘:01/09/17 19:58
「だって、考えてごらんよ」と僕は言って直子の顔をのぞきこんだ。
「山口組の組員が、『おれはメチルフエニルアミノプロパンを腕に注射するぞ』って意識しながら覚醒剤を打つと思うかい」
「まさか、ね」と直子は言って、コーヒーを手にとった。
「だから、故意には素人的意味の認識で充分なんだ。そうしないとほとんどの暴力団員を処罰できないことになるからさ」

421 :氏名黙秘:01/09/17 20:03
フェニルメチルアミノプロパンだろ?

422 :419:01/09/17 22:15
>>421

「分かってるんだけど、418に続けるためにはこうするしかなかったんだ。」

423 :氏名黙秘:01/09/19 07:11
age

424 :氏名黙秘:01/09/20 16:28
>>420
わかりやすい!伊藤真よりもね(誉め言葉になってない??)

425 :氏名黙秘:01/09/20 20:57
 道夫がそう言ったとき、ピンク色や水色ののバインダーを持って坂を登ってくる人々の
影が見えた。道夫の顔にはさらに濃く恥の徴候が浮き出て、俺は、自分自身でも
わけのわからない感情に襲われ鳥肌が立った。
 「私は、君と20年以上も年が離れているからよくわかる、君には磁力のような
ものがある、君は人間を魅きつけるだろう、だがきっと君のところへ集まって
いる連中はみなクズだ、カスだ、それは君自身が一番よく知っているはずだ」

426 :氏名黙秘:01/09/20 22:11
「まあ、そりゃときどきね」と僕は言った。「この設問って、そういう目的のために作られているわけだからさ」
「それでそういう問題を見ると、ここにいる人たちのあれがみんなピンと立っちゃうわけでしょ? 百本か二百本、一斉にピンと? そういうのって考えるとちょっと不思議な気しない?」
そう言われればそうだな、と僕は言った。

427 :氏名黙秘:01/09/20 22:58
「学院長のことだって愛している。本当に愛しているんです。今でも。
でも、魔骨に最初に会った時、彼にどうしようもなく引き寄せられたんです。
渦のようにです。・・・・で、ぼくは思いました。
この人と一緒になったらぼくはいつか後悔することになるだろう。
でも一緒にならなかったら、僕の存在が意味を失うことになるって」

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>>1へ ドラえもんに「ポケットの中身をひとつだけあげる〜」
  と言われたら何をもらう?
98. >>1へ 一週間後に世界が終わるとしたら、何をする?
99.>>1へ  一句詠みなさい
100.>>1へ 100問目でーす。最後に一言 /test/read.cgi/shihou/989382499/">★スマホ版★ 掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50


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